黒部源流ハイクDay5,6・黒部五郎岳そして下山

2017.7.18〜23、黒部源流域を歩いてきました。折立から雲ノ平まで歩いたDay1。水晶岳、鷲羽岳、黒部源流を歩いたDay2。雲ノ平散策と高天原温泉をのんびり楽しんだDay3。三俣蓮華岳を越えて黒部五郎のテン場に着いたDay4。Day5は黒部五郎岳に登り、ついにDay6は下山です。

いいテン場でした

小舎の朝は早い

今日も早めの行動開始です。黒部五郎小舎も明かりが点いてもう始動中。こういうとき、あの明かりの中がとっても幸せそうに見えるのは気のせいでしょうか。

真南には笠ヶ岳

裏(北)から見た笠ヶ岳。言われれば笠(傘)っぽい。

出発

朝ご飯を食べたりテントを撤収してたらもう6時をまわって辺りが明るくなっていました。まあいいか。今回は急がない旅。今日は太郎平までの予定なので昼過ぎには着くだろう。

五郎のカール

カールの底へ

黒部五郎小舎からすこしずつ標高を上げて行くと、やがて五郎のカールの底らしきところに出てきました。この囲まれ感、まさにカール。

巨石だらけ

遠くから見ているときは分かりませんでしたが、近づいて行くとカールの壁の巨石がとんでもない大きさだと実感できます。五郎の名前の由来は “大きな岩がゴロゴロ” からきているとか。

カールを堪能

迫力の光景でした。

稜線へ

山頂と花

カールの底から脱出して稜線に出るために急斜面を登って行きます。黒部五郎岳の山頂がぐんぐん近づいてきます。

逞しく咲く

巨石や残雪で覆われたカールですが、陽の当たる土の斜面はお花畑状態。たくさんの花が懸命に咲いていました。

山をスプーンですくったよう

登って来た道をふりかえり稜線から眺めるカール。山肌の緩いカーブに沿って残雪が流れていました。いや逆か。雨や雪が岩を削ってこのカーブを描いたのか。

黒部五郎岳

流れ込んでくるガス

南東方面からわいてきたガスが稜線を越えて黒部の流域に流れ込んできました。まだ8時にもなっていないのに。最終日の明日は天気が崩れる予報だからか、今日の午後はもう怪しいかもしれません。

先っちょだけの槍

槍ヶ岳もガスに飲み込まれつつありました。

黒部五郎岳山頂

山頂ゲット

ガスがわいてきていますがまだ大丈夫。黒部源流域を見渡す事ができました。石仏にもお参り。

遠く白山

北西方面はまだガスが上がって来ておらず遠くまで見渡せます。あれは白山かなぁ。

北ノ俣稜線ハイク

薬師岳まで続く稜線

さて、ここからは緩やかに上り下りしながらの稜線ハイク。赤木岳、北ノ俣岳を越えて太郎平へ向かいます。スゲーいい眺めのトレイルを歩ける幸せ。

ハイマツ帯を進む

太郎平へ向かう人よりも太郎平からやってくる人が多い印象。皆さん三俣方面のコンディションを知りたがっているようで、すれ違いざまに軽く情報交換。

延々と

続くトレイル。

小ピークを越える先行者

ナイスハイクです。

再びの太郎平

怪しい空模様

しかし気がつくと、黒部源流域の上空は不気味な色の雲で覆われていました。連日の好天ハイクもそろそろ限界か。

ぴょっこり雷鳥

まるで悪天候を歓迎しているかのように姿を現した雷鳥を何羽か見かけました。雷鳥に出会うのは嬉しいやら悲しいやら。

ザッと一雨

ついに来ちゃった。あともう少しで太郎平に着くというところで一雨きてしまいました。おしい。

平和な太郎平

このときの雨は一瞬だったようで少し経てば回復し、薬師岳も拝む事が出来ました。薬師岳にファミで登ったことを思い出しながら、懐かしく眺めていました。

雨の最終日

5泊6日の黒部源流域をめぐるハイクも今日が最終日。もともと6日目は予備日として計画しており、もし最終日も好天なら薬師岳ピストンも考えていました。でも本日は確実に雨。無理せず下山することにしました。悔い無し。

悪天候なのに

太郎平小屋の前にはこれから山に入って行くグループがたくさんいました。ご安全に。

雲ノ平は雲の中

下山前、さんざん歩いた雲ノ平周辺を最後に眺めようと思いましたが、すっぽりとガスに包まれて何も見えませんでした。また。

折立へ向けて下山開始

折立まではコースタイムでたったの約3時間。下山開始時はまだ小降りだった雨。このままもってくれと願いつつ…。

酷い雨でした

願いは届かず途中から本降りに。今までの5日間が好天だったぶん、まとめて最終日に降ってくれたと思う事にしました。それにしても酷い雨でした。

着いたーっ(レンズ曇った)

無事下山

5泊6日の黒部源流ハイク。こんなに長期で山に入るのは始めての経験だったので、自分の足が無事に歩ききれるか心配でしたが、なんとか無事に帰って来れてホッとしています。梅雨が明けきらない時期の入山でしたが、運良く好天に恵まれたことが、へこたれずに歩ききれた大きな要因の一つだったと思います。今この記事を書いている8月のほうが天気がパッとしない状況なので、天候に関しては本当にラッキーでした。

スタート前の熊との遭遇でこの先どうなることかと思いましたが、憧れだった雲ノ平は想像通り別天地でした。高天原の秘湯は最高のお湯でした。水晶岳、鷲羽岳、三俣蓮華岳、黒部五郎岳という北アルプスの名峰たちは素晴らしいお山でした。本を読んで想像するだけだった黒部の源流も見る事ができました。

またいつか訪れたいと思う、素晴らしい山域でした。

黒部源流ハイク・プロローグ

2017.07.28

黒部源流ハイクDay1・雲ノ平

2017.07.30

黒部源流ハイクDay2・水晶鷲羽

2017.07.31

黒部源流ハイクDay3・高天原

2017.08.03

黒部源流ハイクDay4・三俣越境

2017.08.14

黒部源流ハイク番外・山田旅館

2017.08.18

4 件のコメント

  • 9botaさん、今晩は!

    素晴らしいレポですね!
    こんな過ごし方もあるんだって感心させられました。
    つい目一杯歩いてやれ!と考えてしまう欲張りな僕には立てられない計画です。(^^;
    余裕がなければ行けない水晶池、いつか訪れてみたいです。
    五郎のカールって僕の中ではナンバー3に入るくらい好きな場所!

    ちなみに僕のブログのバックが五郎のカールだって気付いてました?(^^♪
    (2010年に訪れたときに撮ったものです)

    • 体力的に余裕がないのであまり詰め込まない計画になりました。水晶池は静か過ぎて恐いくらいでしたが、オススメしたいです。おおっ、ブログの背景画像が五郎のカールだったとは今気づきました。わたしもこのカール気に入っちゃいました。

  • 主人公が若い女性だったら、間違いなくランドネあたりの記事に掲載されそうな山旅ですよねw
    あ、いや、9botaさんもダンディーなんで、絵になりますけど…うん。

    いつか連泊できる機会があれば、参考にしたなと。
    ロングハイク、お疲れ様でした〜

    番外編(トホホ)はないの?(笑)

    • ロングハイクいつか是非。日帰りや1泊とは違ってどっぷりと山と一体化できます。登頂が目的にならないので、あまりピークに一喜一憂しなくなる気がします。歩き続けてると登りも下りもあまり関係なくなってくるような体の変化も感じました。ランドネの男性枠企画から声がかかるのを待ちたいと思います。そんなのないか。

      さすが鋭い。番外編あります。ただしトホホはありません。

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