池の平



2015.6.7、夫婦ふたりで池の平を歩いてきました。軽井沢でのふるさと割宿泊のあと、コマクサが咲き始めたという池の平へ向かいコマクサ観賞と湿原歩きを楽しむことにしました。この日は夕方には東京に戻らないといけなかったので午前中の数時間だけというお手軽ハイクでしたが、しっかり整備された遊歩道と高低差が少ないコース、そして好天に恵まれ、とても気持ちいいのんびりしたハイクになりました。

『ふるさと割』で夫婦水入らず

2015-06-09

ゆるハイク

青空!

青空!

軽井沢から湯の丸を目指して標高を上げ、さらにそこからスキー場の中を横切るように作られた舗装路を数キロ進み、池の平を目指します。麓から見上げたときは山頂はガスに包まれていましたが、到着するころには雲の切れ間から青空も見えてきてラッキー。

さっそく歩き始め

歩き始め

ささっと準備してさっそく歩き始めです。予定していたコースは2時間ほどのコースタイムで、天気の大きな崩れもなさそうなので身軽な装備で出発。Mマは空身で軽々です。だからハイペース、と言うわけは無く逆にのんびり。

違っ...

違っ…

コマクサと花期がかぶるイワカガミ。コマクサ狙いで歩いているとき、色が似ている花を見つけるとつい反応しちゃいますね。こんな森の中にコマクサが生えているはずもないのに。

春の山菜にょきにょき

春の山菜にょきにょき

採取禁止の山域で伸び放題になっているゼンマイやコゴミなどの山菜を見ると、「もったいない…」なんて思ってしまうのは自分だけ?

雷の丘

光る丘?

山歩きする人にとってはなんだかとっても怖いネーミングの丘。でも案内板の造りがセンス良くてカワイイ。

気持ちいい笹原

気持ちいい笹原

駐車場から見晴岳を目指して歩いて行くと、やがて樹林帯を抜け、そよそよと風が抜ける笹原に出てきます。高い標高も相まって気持ちよく歩けます。

西の方角には北ア

西の方角には北ア

雲が多めではありますが、距離的には北アの展望も十分射程圏内。先週登ったばかりの常念岳(と思われる)もチラ見えしました。

やがて雲上へ

やがて雲上へ

広々した開けた場所で、ここで休憩したりお弁当を食べたりしている方も多くいらっしゃいました。

白と青のコントラスト

白と青のコントラスト

白と青のコントラストが気持ちいい空。『雲上の丘』と言うネーミングとは裏腹に、丘から見上げた空には雲がありました。ということはこの日は『雲下の丘』、かな?(笑

足元には鏡池

足元には鏡池

足元には鏡池。
池の平湿原の全体が見渡せ、すぐ足もとに鏡池も見えました。コマクサを見たあとは、今見えている湿原を突っ切って駐車場まで戻る予定です。あとで歩くから待っててね。

待望のコマクサ

下ります

下ります

雲上の丘から再び樹林帯に入り、少し丘を下って標高を下げていきます。多少岩がありますが、今回のコースは登山靴じゃなくてスニーカーでも十分でした。よく整備された歩きやすい遊歩道が続きます。

やがて物々しい柵

やがて物々しい柵

コマクサの生息場所にはこのようなロープが貼られ、厳重に立ち入りが制限されていました。事前調査でこの様子は知っていましたが実際に見るとスゴイですね。コマクサの保護目的に加え、この先は崖と呼んでもいいくらい切れ落ちているので、家族連れや観光ハイカーが多いコースでの危険防止として必要な対策なのかも知れません。

きゃいーん コマクサ!

きゃいーん コマクサ!

柵の向こう側の砂礫の中にちょこんと咲いていました。そんなに高山植物に詳しくないわたしでも一目で分かる独特の花の形状と、こんな過酷な場所に咲いてるのはコイツしかいない! という唯一の存在に惹かれます。

丘の向こうに市街地

丘の向こうに市街地

見晴岳直下のコマクサポイントはイマイチの開花状況。向こうに見える三方ヶ峰のコマクサポイントのほうへ移動してみます。稜線の向こうには市街地がクッキリ。

ミニチュア

ミニチュア

見下ろした湿原には木道を並んで歩くハイカーが。まるでミニチュアのよう。いや、ミニチュアよりミニかも。

三方ヶ峰

おおっ。三方ヶ峰にはたくさんのコマクサ。こちらもやはり柵越しのコマクサ観賞になりますが、見晴岳に比べるとコマクサエリアの規模が大きく、咲いている株も多いと感じました。

鈴なり

鈴なり

それなりに大きな株もあり、6月初旬だというのにたくさんの花をつけていました。今年の花期は例年に比べて早いようですね。

懸命に咲く

懸命に咲く

それにしても、よくこんなところに咲くもんですね。いつも感心。

おやつタイム

湿原へ

湿原へ

たっぷりコマクサを堪能したあとは池の平湿原に下ります。しっかりと木道が整備されていて、歩きやすい湿原コース。駐車場から湿原を横断して三方ヶ峰へ向かうコースであればほぼ全コースが舗装路と木道となるので、普段着の観光の方もチラホラいらっしゃいました。

広ーーーい

広ーーーい

ここは標高2000mもある高層湿原。市街地から車で簡単に来れるような場所にこんな素晴らしい光景が広がってるんですね。小さい子連れでも問題無く楽しめそうですね。

鏡池

鏡池

その名の通り鏡のよう。池に映り込んだ森の木々がキレイに見れました。さっきの雷の丘の『雷アイコン』、雲上の丘の『雲アイコン』に続き、鏡池の案内板にも鏡をモチーフにしたアイコンが描かれていました。イイね。

おやつタイム

おやつタイム

湿原を渡り切ったところでおやつです。バーナーでお湯を沸かして自宅で挽いてきた豆でコーヒーをドリップし、温めたミルクを加えてカフェオレを作りました。
9bota
砂糖入れる?
Mマ
んー、いらないんじゃない?
スイーツ

スイーツ

モーニングで利用した ハルニレテラスの沢村 で買ってきたシナモンロールとバナナパイと一緒に。

うまうま

うまうま

濃厚な甘さのシナモンロールのおげで、カフェオレには砂糖無しが正解でした。暑すぎず、寒すぎず、ちょうど良い気候の晴れた6月。木のベンチに座り、目の前に広がる高層湿原と、流れていく雲を見ながらの、夫婦ふたりの穏やかなおやつタイムでした。

コース



6 件のコメント

  • 私、完全にオッさんなので花レポ大好きです。生き物探しに山に行ってるようなもんなのでw
    でも、アレですかね、天候ってのは日頃の行いなのかなぁ~w

  • 広~い湿原を夫婦でのんびりお花鑑賞、優雅ですね~
    コマクサってもっと標高の高い所でしか咲かないと思ってました。
    あっ、でも2000mって高いですよね(^^;
    花の名前は詳しくないですが、コマクサとイワカガミは好きです♪

  • いつもみたいなガッツリ・ハイクじゃないんですね~w
    標高の高い所からスタートできるんですね、こちらのコース。
    とってもステキ。
    これなら、ウチの奥さんも来てくれるかなwww

  • To: おたまさん
    オッさんになると、
    いろいろと愛おしくなりますよね。
    そしてすぐ涙ぐみます。
    日頃の行いは良いに越した事はありませんが、
    オッさんは戦略的にいきたいですね。
    負け戦には挑むべきではありません。
    でも思いっきり負けるのも好きです。w

  • To: 忠太さん
    こんばんわ。ミスター優雅ですー。(笑
    2000mが低いと思う忠太さん、
    立派なアルピニストですね。w
    オッさんになると、花、好きになりますよね。(^^

  • To: mokaさん
    ユルハイクも好きですよー。
    こちら、かなりステキなコースです。
    奥様もきっと喜んでくれます。
    ベンチがありますので、ティーセットをお忘れなく。(^^

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