ソーラー充電式ライト



テン泊山行では暗い夜を照らすための灯りが必要です。ヘッデンは必須として、さらにプラスでルームライトがあると一気に快適度が上がります。今まではヘッデン+たねほおずきというコンビを連れて行っていたんですが、両者とも常につきまとう電池切れのリスク。

たねほおずきのケース

2014-10-27

というわけで最近はルームライトとして、ソーラー充電式のライトを愛用中です。

LuminAID PackLite 16

ソーラー充電式ライトで物色するといくつも商品が見つかりますが、その中でデザイン的なインパクトはこいつが一番だと思います。普段はこのように折りたたんで薄いカードのように収納できるんですが、使用時の形が面白い。

ぷっくり

このように風船状に空気を吹き込んで、まるで枕のように膨らませて使うのです。LED光源って光の質がちょっとトゲトゲしていますよね。これは半透明の白い風船がLEDの光をうまく拡散してくれて、とってもやさしい光にしてくれます。

使用例:テントの天井

自分はテント上部のメッシュのハンモックネットに置いています。山岳テントは広さも高さもなく、上から何かをぶら下げるとそれがいちいち頭にぶつかるんですよね。小型の枕のような PackLite16 をメッシュネットの上に置けば厚みも気にならず、形・サイズ・光の拡散方向のすべてがまさにシンデレラ。

LuminAID PackLite 12

同じく LuminAID からもう一つ。世のソーラー充電式ライトは使う時は立方体や円柱状になり、収納時は折りたためるものが多いですが、まさにその王道を行く製品です。

立ち姿

風船状の PackLite16 は独特の愛らしい形状が魅力的ですが、置いて使おうとするとどうにも収まりが悪いのです。コロンコロン ってね。その点 PackLite12はキッチリと自立するため、ミニテーブルの上に置くなどの用途に向いていると思います。

使用例:吊るす

LuminAIDは軽量であるため、木へのダメージ無くそのへんの小枝にひょいと吊るすことができます。PackLite12 は吊るした時に光が下方向に向かうことになるので、効率が良い使い方のような気がします。

使い分け

2種類の PackLite を使ってみての個人的な使い分け方法としては、すぐにテント内に引きこもるソロハイク時はテント上部に設置しやすい枕型の16、グルハイクやファミキャンで食事時をメインに使用するなら自立する12、といったところでしょうか。

いずれも重量は 3oz(85g)程度で、テン泊に持っていく場合の重量としても許容範囲。日中の行動時はザックの外側にくくりつけておけば勝手に充電されていくので、その日の夜に明かりを灯す分は充電されていることでしょう。

アウトドア以外では、非常時の光源として家庭での防災グッズの役割も期待でき、何かと便利なソーラー充電式のライトなのでありました。

ニューモデル

と、レポを書いていたところ、LuminAID の本国で新しいモデルが出ていることを発見。(まだ日本には入ってきてないのかな?)

NovaMax

立方体の PackLite12 が Nova という名称でバージョンアップ。従来比で最大の明るさが向上していたり、バッテリー残量の段階表示機能が追加されながら、実質値下げしているようです。また、Max という大型モデルも登場。MaxはUSB充電対応で明るさも倍増していますが、重量/容積/値段もほぼ倍増で、複数人のパーティ向けといったところでしょうか。

別の意味でパーティ向けなら Spectra というマルチカラーモデルもあるのね。山のテン場で使ってみたいですね。 < う

次から次へと

次から次へと

いろんな新しいギアが登場してきて、

うーむ、

尽きない。



ABOUTこの記事をかいた人

The 9th trail. のあるじです。右往左往しています。