APELUCA / PIZZA OVEN POT



2016年にデビューした APELUCAブランド。春頃から TABLETOP SMOKER という燻製器のモニターをさせて頂き、おいしい燻製が簡単にできる楽しさに目覚め、充実した燻活ライフを送っていました。

APELUCA / TABLETOP SMOKER

2016-05-03

そしてさらにこの秋、PIZZA OVEN POT というピザオーブンのモニターの機会も頂きました。

apeluca.jpより:

 シンプル&コンパクトな
 アウトドアスタイルのピザオーブン。
 熱を効率的に取り入れて逃がさない二重蓋と
 本体の特殊構造により、短時間で本格的な
 ピザを焼くことができます。
 ダッチオーブンのように上に炭を
 置く手間がいらないので、女性でも手軽に
 ピザづくりを楽しめます。

APELUCA PIZZA OVEN POT

構成パーツ

ふむふむ。いろんなパーツから構成されてるんですね。アウトドアでのピザ焼きソリューションはいくつか思いつきますが、自分でも経験しているのはダッチオーブンを利用したピザ焼き。確かに焼くことはできるんですが、上火を必要とするところがどうにも面倒なのであります。その点、下火だけでピザが焼けるという PIZZA OVEN POT には、その面倒くささを解消してくれる大きなメリットを感じます。

しかもオサレ。PIZZA OVEN POT はシングルバーナーを使って焼くことができるので、食事をしているテーブルの横での調理も十分可能。そんなとき、食事の雰囲気を壊さないためには見た目も重要ですよね。その点では PIZZA OVEN POT は美しいデザインで十分すぎるほど合格点。

でも一番のメリットは、ピザ焼き担当が孤独にならずにすむことかも知れません。ダッチオーブンでのピザ焼きは、みんながいるテーブルからちょっと離れたところで炭をおこし、時に孤独な作業になることがありますが、PIZZA OVEN POTなら会話の輪に居続けることができそうですよ。 > 世のピザ焼き担当諸君 (笑

天火のしくみ

ふむふむ。こんな構造なんですね。下火だけでピザが焼けるなんて聞くと、やはり気になるその仕組み。ポイントは空気層にありそうです。火が直接ピザに当たらないようにするための下部の空気層。そしてピザを上から焼くための熱量を確保する上部の空気層。また、ヒートリングの周囲は熱の通りを良くするために大きく隙間が空いており、コンロの炎の熱風が POT 内に導かれる仕組みになっています。

ディテール

ステン仕上げ

じゃーん。箱から出してみました。下部は鋼に艶消しブラックを施した重厚な造り。上部は美しい加工のステンレス。そしてつまみはオイル仕上げのウォールナット。TABLETOP SMOKER と同様な統一デザインで、いずれも実物を見れば造りの良さが分かります。

中蓋

ははーん、これだな。上部の空気層を確保するために、ステンの蓋の裏に鋼板の中蓋が付いています。かなり試行錯誤して PIZZA OVEN POT を開発されたと推察しますが、いかにピザの上に熱を蓄えるかが一つのポイントだったんだろうなと思います。ちなみにこの中蓋、ウォールナットのつまみをくるくる回すと外すことができるので、調理後に洗うのも簡単です。

ピザプレート

うぉ、ピカピカ!ピザをのせるピザプレートはまるで鏡のようでした。さすが、燕三条の技術力とプライドを感じます。

使い方とレシピブック

TABLETOP SMOKERには燻製道士監修の秀逸なレシピブックが付いていましたが、PIZZA OVEN POTも同様。料理家の 福本陽子さん によるウマソーなレシピが掲載されていました。男子向け料理教室を開催しているだけあって、わたしから見ても作ってみたい&食べてみたいレシピがたくさんのっていました。

収納袋

APELUCAブランドとしては隅々まで手抜きなく、こちらも TABLETOP SMOKERと統一デザインの収納袋が付いていました。外に持ち出すには収納袋が嬉しいんですよね。しかもこれ、デキがいいんです。

試し焼き

その名の通り、ピザを焼いてみます。

生地

市販の生地ではありません YO。せっかくのデビュー戦なので、ちゃんと自分でコネコネしてみました。(ふぅ

定番のマルゲリータ

ピザの基本と言えばやっぱりこれでしょうか。バジルにモッツアレラにトマトソース。トマトソースは自分で煮詰めて作ってみました。具材もりもりのピザにはハデな味付けがされた市販ソースもおいしいんですが、シンプルなマルゲリータには、シンプルなトマトソースを使いたくて。

ちょっと緊張の火入れ

初めての使用は家でやってみたのですが、今後のアウトドアでの使用を想定して庭のデッキで焼いてみることにしました。風の影響など、屋内と屋外ではコンディションに差があるため、外でのピザ焼きを経験しておきたかったのです。熱源は山やキャンプで使っていたシングルガスバーナー(ガス缶分離式)。PIZZA OVEN POTは底の径が大きいので、大きめの五徳を組み合わせて使用しました。

って、あれ?

女性陣は家の中で待っている。そしてボクは外で孤独にピザ焼き。なんか当初の目論見が…。(涙 まぁ、今回はしょうがない。

できたーっ!

初めてにしては上々の出来。家族にも好評です。さほどカロリーが大きくないシングルガスバーナーでしたが、1枚焼くのに7分弱くらい。本体が温まった2枚目以降は5分以下でも十分なかんじ。いずれにせよ短時間で簡単に焼けました。ダッチオーブンの苦労を考えるととてもラクちん。これはキャンプでも使えそうです。

今回のデビュー戦で4枚のピザを焼いてみましたが、火加減や焼き時間のコツをつかむほど、おいしく焼けるようになった気がします。4枚目はナポリピザのモチモチ感もだいぶ感じられるように焼けました。(^^

アップルパイ

レシピにのっていたので、ためしに作ってみました。
ピザ以外のちょっとしたオーブン料理もできるんですね。

というわけで、PIZZA OVEN POT。
これから使い込んでみるのが楽しみです。



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The 9th trail. のあるじです。右往左往しています。