四国旅2024・とほほ編



ひさしぶりに大きなとほほが発生しました。しかも四国旅行中に。

タイヤバースト

カルストから下山して、雲の上の町ゆすはらや、畦地梅太郎記念美術館を見学したあと、三間ICから四国横断自動車道に乗りました。西予ICを過ぎて大洲ICとの中間あたりだったと思います。ゆったりペースで巡行中、衝撃音と共にステアリングに激しい振動。

こ、これはヤバイやつが起こったぞと焦りましたが、ちょうど非常駐車帯が現れてくれて、そこにクルマを停めることができました。まずは安全確保。後方に三角表示版を置いて、MマとMOMOをクルマから出して、ガードレールの外に避難させます。

パックリ大穴

激しい振動の原因はタイヤバーストでした。タイヤがパックリと見事に割れて、中からワイヤーが飛び出しています。

9bota
オワタ

さてどうしよう。落ち着け自分。

パンクじゃなくてバーストなのでこのタイヤはもう使えないのは明らかです。スペアタイヤに交換しようと、積んであったスペアを取り出してみたものの、ここではたと気づきます。ジャッキと工具がありません。

9bota
がびーん(泣

黒豆号の時代はいつトラブルが発生してもいいように、一通りの工具を積んでいたのですが、空豆号にレストアしてからは機関の調子があまりに好調で、トラブルの気配が微塵も感じられないので、あまり使わない工具はクルマから下ろしてしまっていました。

小さな車だし、多くの荷物を積めるわけではなかったので… という言い訳はありますが、備えがおろそかでした。

9bota
反省。

JAF連絡

こういうとき JAFに入っていてよかったと痛感します。なんだかんだと何年かに一度お世話になってます。最近のJAFはスマホアプリに対応していて、アプリから通報を入れると GPSでこちらの居場所を正確にキャッチしてくれます。土地勘の無い場所での非常時には助かります。

パトカー到着

JAFに助けの連絡を入れた直後、たまたま高速道路をパトロールしていたパトカーが到着してくれました。おまわりさんに状況を説明。後方の安全確保にあたっていただけました。

JAF到着

JAFさんが到着しこれで一安心と思いきや、もう一波乱ありました。ミニのホイールナットはインチ規格なのですが、JAFさんはインチ工具を積んでいませんでした。これではスペアタイヤへの交換ができません。マジか…。

(来てくれたのは正規のJAFじゃなくて委託された民間工場の方だったからなのか、)とにかく工具が無くてはしょうがない。

ソケット探し

この付近の自動車工場に電話して合うソケットを探してみよう、ということになり、自動車工場やガソリンスタンドも含めて探してみたのですが、なかなか見つかりません。

見かねた警察の方が知ってる工場に電話してくれて、なんとか適合するソケットが見つかりました。そしてなんと、その工場までソケットを借りにパトカーが出動。ソッコーで借りてきてくださいました。愛媛の警察のなんと親切なことか。

9bota
対応してくださったJAFさん、警察の方、ありがとうございました!

無事にタイヤ交換を終え、道後温泉に向かうことができました。

タイヤ寿命

空豆号を製作してもらったのは2016年。その時にタイヤを新調し、あれから8年経過。そろそろタイヤ交換しなきゃマズイよなーと思いつつ、1年2年とついつい交換を先延ばしにしてしまっていました。

9bota
コロナ禍で数年、ほとんどクルマ乗らなかったしね…

まだタイヤの溝は残っており、数ヵ月前にこのタイヤで車検は通っていたこともあり、まだ使えるだろうと安易に考えていました。四国旅に出発前にタイヤ空気圧のチェックもしていました。

バーストが発生する前、走っているときにステアリングにプルプルと若干のブレを感じることがあり、なんだろうと思っていたんですが、その時すでに異常が起こり始めていたのかもしれません。

溝が残っていても、走行距離が延びていなくても、タイヤは経年劣化があるので、時期を決めて交換したほうがいいですね。

H.Kファーストエンジニアリング

9bota
寿命だったとすると、1本バーストしたということは、他の3本もヤバイのでは?

四国から横浜へは陸路で帰る予定なのですが、バーストしていない他の3本のタイヤもいつ異常が起こるか分からないので、タイヤ交換してくれるショップを探すことにしました。

ただ、ミニのタイヤは10インチととても小さく、今の時代にあっては特殊サイズです。一般のタイヤ量販店には在庫がなく、愛媛県内にあったミニ専門店や、クラシックカーを扱っていそうなショップを探して電話してみるも、タイヤの在庫があるショップは見つかりません。

玄関

最終日はしまなみ海道から広島に渡る予定だったので、広島側のショップにまでタイヤの捜索範囲を広げてみると、一軒見つかりました。

尾道にあるH.Kファーストエンジニアリングさんです。尾道の街からほど近く、タイヤ交換してもらう間、MマとMOMOには尾道で観光していてもらうことにしました。

店内

ミニ専門誌などで H.Kファーストエンジニアリングさんの名前は見かけたことがあったし、以前ホームページを見たことがあった気がします。ミニの老舗で技術力も定評がありそうです。

ピットが綺麗

旅の途中だということ、起こった状況などを説明し、バーストしたタイヤを見てもらうと、派手に割れたね、とのこと。

タイヤ交換待ち

さすがに新品タイヤの在庫はなかったのですが、中古ならあるよ、とのこと。今履いてるタイヤよりもぜんぜん程度が良く、しばらくは信頼して走れそうなので、4本揃いで交換してもらうことにしました。

無事帰宅

さくっと交換してもらい、走り出すと、スムースさや乗り心地が良くなっていることを感じます。前のタイヤは硬くなってたんだなー。

無事に横浜まで帰ることができました。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUTこの記事をかいた人

The 9th trail. のあるじです。右往左往しています。