わが家のテントはモンベルのムーンライト5型。5年前にキャンプを始める際、あれやこれや悩んだ結果、選んだテント。
モンベルホームページより:
モンベル・テントの中で最も歴史のある定番モデルです。その名の通り月明かりの中でも素早く設営でき、雨の多い日本の気候に最適な優れた防水性・通気性を誇ります。また、軽量ながら広々とした居住空間を確保しています。
あれから5年、なんのトラブルも無く使用させて頂いています。設営・撤収も簡単だし、張り縄も無いのに強風でも安定してるし、そこそこコンパクトだし、これといって不満はないどころか大満足。ただ一つだけ、より快適なテント生活をおくるために解決したい悩みがあります。それは『結露』なんです。
ムーンライトはハーフフライ
他のテントをよく知らないのでなんとも言えませんが、ムーンライトは結露しにくいテントだと言われているようです。インナーとフライの間にたっぷりと空間があるからだとか。でもやっぱり結露はします。グリーンのフライが掛かっているダブルウォールの部分は結露が起こりにくいのに対し、フライがかかってない両サイドのシングルウォールの結露率が高いんです。(↑ココです。) ムーン3以下はフルフライ状態になるのに、ムーン5以上はポッカリとサイドの壁が丸見えなんですよね。
気温が低い時にはダブルウォール部分だろうと結露することはあるので完璧を求めているわけでは無いんですが、少しでも両サイドの結露を改善できたら良いなと思っていました。きっと、歴史あるムーンライトのことなので、誰かが同じ不満を抱えて有効な策を講じているかと思います。ただ、広い広いネットの世界を探しても、きっとどこかにあるナイスアイデアは見当たりませんでした…。
そこでわが家が立案した『ムーンライト・フルフライ化計画!』をここに公開しますっ! じゃーん。
資材調達
たいそうな計画名をブチ上げましたが、結局はシングルウォール状態になっている三角形の部分を塞げれば何でもいいんです。しかしせっかくなので美的に仕上げたいものです。
ふと思いついたのは、ムーン5のフライだけを別途購入できるようなので、シングルウォール部分が隠れるようにフライをクロスさせて2枚がけする、という案。でもでも、小さな壁を塞ぐためだけに大きなフライをかけるのはムダですね。しかも荷物も増えるし却下。
ふつうに考えて、シングルウォール部分だけを塞ぐ『アタッチメント』をつくる作戦でいきます。まずは生地の入手です。
美的にこだわるこの計画では100均のブルーシートは許されません。あのムーンライトの特徴である鮮やかなグリーンの生地を用い、あくまで自然に仕上げる事を目指します。そこで入手したのはモンベル・ミニタープ。色はもちろん、生地はまったく同じスペックの 75デニール・ポリエステル・タフタ。実物を比べるとミニタープの方が生地がしっかりしているような気もしますが、ムーンライトは5年前の購入品だから差があるのはしょうがないね。
広げるとこんなかんじ。どこを使おうかな~、と考えた結果、 こんなかんじでカットして2面分の生地を切り出すことにしました。現物に合わせて切り出したので、寸法はテキトウです。(汗縫製開始
切り出した生地。子供の時に空に飛ばしたカイトのような形。ちなみに最初にタープにハサミを入れる時はちょっとドキドキしましたが、すぐに慣れました。スーッとハサミの動きは滑らかで切り心地は良好。切り口がほつれてくることもありませんでした。 切り出した辺を折り、アイロンがけしてさらに折り目をしっかりつけます。マチ針が足りなくなったので、クリップ使用中。(汗 さあここからが見せ場です。何年ぶりかのミシン仕事です。最初のうちは戸惑いましたが、余り布で練習するうちになんとか慣れてきて、本番にいけそうです。レッツゴー 本番!先ほどアイロンで折り目を付けた切り口をダダダと縫っていきます。ダダダ。けっこう楽し。ダダダ。ダダダ。
作成したアタッチメントは、ムーンライト本体にゴムとフックで結合する予定です。そこでゴムを通す穴を開けてハトメパンチするために、余り布で補強しておきます。 補強ポイントにハトメしてこんなかんじに仕上げます。ハトメ穴は径6mmを使用しました。 ミシンがけと各々5か所のハトメ穴開けまで出来上がり、2面分のアタッチメントができました。ここまでくれば勝利は目前、大詰めです。取り付け
アタッチメントの頂点はミニタープについていたタブの輪と、ムーンライトのフライの内側に付いている同様のタブの輪を、Rピン(本来はシャフトの抜け止め用)で留めて繋ぎます。 ハトメ穴にはゴムを通し、ムーンライト側のポールやリングに引っ掛けるためのフックを付けます。そして、完成だよ
採寸がテキトウだったのでタルミができていますが、大満足の仕上がり。えっ?モンベルのロゴが逆さま? ね、ねらいどおりです。うん、ねらいどおりです。レビュー
先日のニュー田代オートキャンプ場でデビューしたわけですが、この自然な仕上がりはまるでメーカー純正ですね。(笑 ロゴが逆だけど。
で、一番重要な結露軽減効果に関しては『本日は判定不能』でした。<おい
作者のわたくしの期待としては、フライがかかっていないシングルウォールの結露が今回のアタッチメントにより改善することを狙っていたのですが、気温が低いこの日は、純正フライが掛かっているダブルウォール部分もアタッチメント部分も両方結露し、効果があったのかどうかよく分かりませんでした。
というわけで、アタッチメントによる結露軽減効果はまだ確認できませんが、今までシングルウォール部分から伝わってきた冷気が、あまり感じられなくなったような気がします。<プラシーボ? 効果のほどは今後も継続検証していき、気が向いたらレポしたいと思います。
おそらくは、当ブログ初めての自作ネタでした。
自作 … 楽し。
おはようございます、けいすけです!
初自作ネタ、最後のロゴが逆なところ、面白かったです (^^♪
テント生地って滑って縫いにくくないですか?
でも、自作するようになると....
なんでもできそうな気がして、いろいろと手を出しては失敗します(笑)
それも含めて楽しいですよねっ。
次回作も楽しみにしてます (^^)
おはようございます。
初自作とは思えないハイレベルな自作ですね。(@_@
タープの残った部分をどう使うのか楽しみです。(笑)
凄いです~~!!
フィールドでお見かけしたら、純正でこのまま売ってると
思っちゃいますよ~♪
カラーもバッチリですね~(^0^)v
。。。ロゴは。。自分の家のテント間違わずに済むための
目印だということで(笑)
MOMOパパすごい!
お料理だけでなく、ミシンまで使えるなんて!
そして個性を出すためにロゴを逆さまにするとろなんて、ニクイ演出です!
オイラは犬の首輪を縫おうと思って、ジャパネットでミシン買ったけど、
ぞうきんも満足に縫えなかった。。。(/_;)
ほんとロゴさえ上向いてれば、このまま純正品のようです!
裁縫までできるとは、驚き。
プラシーボなことないですよ~。これで
暖かくなって、結露も減るはずです。
でも、なかなか評価難しそうですね!!
monbellの緑って綺麗ですね~。
ブランドカラー?じゃないですよね??
ロゴが反対も狙いどうりなんですね~~^^
でも、タープにはさみ入れるのって勇気いりますね(><)
出来栄えを考えると安物の生地では納得いきませんもんね♪
ミシンも自分で~~すごいですよ。
これ。。。欲しい人いてはりますよ^^
ムーンライター!?の我が家としてもこれは興味深いですな。
確かにあそこだけフライがないのはいただけませんよね。
とても参考になりました。
実践レポ楽しみにしています♪
MOMOファミリーさん、こんばんは♪
モンベルのタープに挟みいれるのはかなり勇気要りますね!
でも確かにブルーシートでは味気ないし・・・。
アイデアも凄いですね♪
ちわっす^^
おおーー@@
楽しみにしてましたよ~!
なるほど~~!
この前の画像で、モンベルの生地っぽいと思ってたんですが、
タープだったんですね~。
うちのムーン7も行けそうですね!
結露に相当効果あったのでは?^^
冬キャンでムーンで寝ると、朝、サイドが結構濡れて増ますよね~。
今のところ、オイラは、テントをビッグタープHXの下に張ってます。
お邪魔します(〃∇〃)
楽しみに待ってましたよ~
前回の見て、違和感なく治まってたので
生地は?[電柱] 。;) ソー。と思ってました。
ミニタープHX!!
我が家のムーンライト7…
ビックタープHXもセットで使ってるから生地は使えないしなぁ…
確かに結露すること多い場所なので
嫁に内緒でこっそりポチっちゃうしかないですかね(笑
すっごーい!!!!
テント生地,縫ってみたいですー!
かっちょいい・・・。
なんだか創作意欲が湧く記事でした!
あ、でもまずは部屋片付けないとダメだ・・・(ガックシ
いや、部屋片付いたところで何をどうしていいのか分かりません。
コレは、素晴らしいアイディアで脱帽モノでした☆
自作記事大好きです!
こんばんは~。
おーー!
MOMOパパサイドウォール?
決まってますよ!
ミシンなんて、小学校の家庭科の授業以来触ったことありません。。
それにしても、
ホントに純正パーツが発売されたりして??
今のうちに特許とっちゃえばーー?
To: けいすけさん
けいすけさんのクラフトマンシップに比べれば、お恥ずかしい限りです。(^^;
>テント生地って滑って縫いにくくないですか?
テント生地はツルツル滑るイメージがありますが、そんなことなかったです。
ちょっと困ったのは、生地に針を刺したあとが残り易い事ですかね。
ミシンがけを失敗して糸をほどいた際、縫い後が残ってました。
>次回作も楽しみにしてます (^^)
面白そうな自作ネタがあれば、挑戦してみます。(^^
To: 大空を自由に舞う小鳥さん
>初自作とは思えないハイレベルな自作ですね。(@_@
あーざーますっ。小鳥さんもいろいろ器用に作りますよね~。
>タープの残った部分をどう使うのか楽しみです。(笑)
そうですね~、どうしようかな?
とりあえず、残った部分だけでタープとして張ってみようかな。(笑
To: もえここさん
>フィールドでお見かけしたら、純正でこのまま売ってると
>思っちゃいますよ~♪
さすが、褒め上手。もっと褒めて下さい。(*^^*)
>。。。ロゴは。。自分の家のテント間違わずに済むための
>目印だということで(笑)
さすが、褒め上手。
そうなんです、目印なんですっ。(キリリッ
To: ちびるくん
>お料理だけでなく、ミシンまで使えるなんて!
何年ぶりどころか、20年以上ぶり?かも。(^^;
取説を見ながら、下糸?ボビン?かえしぬい?…(汗
いろいろ勉強になりましたっっっ。
>そして個性を出すためにロゴを逆さまにするとろなんて、ニクイ演出です!
でしょ? ニ、ニクイでしょ…。(T_T)
To: はるパパさん
>ほんとロゴさえ上向いてれば、このまま純正品のようです!
またまた褒め上手~。(^^
褒められると調子に乗ります。w
>でも、なかなか評価難しそうですね!!
そうなんですよね…。
こういうのは継続して使ってみないと効果は分からないかもしれませんね。
>monbellの緑って綺麗ですね~。
>ブランドカラー?じゃないですよね??
ムーンライトとタープ類はこのカラー使ってますね。
モンベルの黄色とか水色のテントもあるので、ブランドカラーって訳じゃなさそうですが、
太陽の光を浴びるとよりキレイな緑になって、この色が好きなんです。(^^
To: なみ嫁さん
>ロゴが反対も狙いどうりなんですね~~^^
そ、そ、そーなんです。狙ってました。失敗じゃないですよ~。(;_;)
>これ。。。欲しい人いてはりますよ^^
だと嬉しいですね♪
ムーンライトユーザーさんは、サイドの結露で悩んでる人が多い気がするんですよね~。
次に作るときはもっとうまく作れる気がします。(^^
To: 省吾さん
ムーンライター省吾さん、どうですか~? ビビッときました? (^^
>確かにあそこだけフライがないのはいただけませんよね。
やっぱみんなそう思ってるんですかね?
夏はいいんですけどね~。
>実践レポ楽しみにしています♪
継続してつかってみて、折に触れてレビューしたいと思いますっ。
To: Gianさん
>モンベルのタープに挟みいれるのはかなり勇気要りますね!
確かに迷いました。
でも、エイッと。
>アイデアも凄いですね♪
あーざーますっ。(^^
ほんとに、最初からメーカーでフルフライも売れば良いのにね~。
To: ノブニンさん
オツですっ。ムーンライターのノブニンさん。
生地はそこそこ余ってるので、7もいけると思いますよ~。
>冬キャンでムーンで寝ると、朝、サイドが結構濡れて増ますよね~。
やっぱみんな同じなんですね~。(^^
To: あおぞらさん
>生地は?[電柱] 。;) ソー。と思ってました。
生地の正体が明かされました~。(笑
>確かに結露すること多い場所なので
やっぱみんな同じなんですね~。(^^
>嫁に内緒でこっそりポチっちゃうしかないですかね(笑
ごーごー♪
To: 綾瀬はるかさん……。まちがえた、To: 牡蠣子さん
>テント生地,縫ってみたいですー!
あとで思ったんですが、
テントを縫う糸って、普通の糸で良かったんでしょうかね?
ま、もうしょうがないけどね~♪
>自作記事大好きです!
あーざーますっ!はるかさん。<しつこい w
To: ゴードさん
>ミシンなんて、小学校の家庭科の授業以来触ったことありません。。
ま、まぁ、私も似たようなもんです。(汗
>それにしても、
>ホントに純正パーツが発売されたりして??
純正で、ぽっかりサイドを開けてるのには、なんか理由があるんですかね…。
ムーンライトはお気に入り(ていうかそれしかない)テントなので、
さらに愛着が沸いたかんじです。(^^
どもども~
いや~
あいも変わらずMOMOパパさんの器用さには驚きます。
ついでにうちのコールマンテントも治して欲しいっすね(前回の年越しキャンプで強風の洗礼を受け破損)。
アイロンにミシン、いろんなものを駆使して作った力作、是非見てみたいものです。
monbellロゴが反対なのはご愛嬌っすね。
To: みさきパパさん
>あいも変わらずMOMOパパさんの器用さには驚きます。
上手じゃないけど、何か作るのはけっこう好きかも~。(^^
でもありがとうございます。
>ついでにうちのコールマンテントも治して欲しいっすね(前回の年越しキャンプで強風の洗礼を受け破損)。
で?。破損ですか…。お気持ちお察し致します…。
私の腕では治せないので、新幕を買うしかありませんっ!
かっちょいいのをいっちゃいましょ~。(笑
>monbellロゴが反対なのはご愛嬌っすね。
そうそう。あまりに完璧で純正っぽいのもつまらないので。(笑 (T_T)
ムーンライトの旧型の前室は昔オプションで販売されてました。
自作の方が楽しいですけどね。
To: 通りすがりさん
ご教授ありがとうございます~。
>ムーンライトの旧型の前室は昔オプションで販売されてました。
ムーン3に前室が無かった時代のでしょうか?
ちらりと噂は聞いたような気はするのですが、
実物はみたことないです…。ムーン5にも取り付けできたんでしょうかね?
>自作の方が楽しいですけどね。
そうですね。(^^
デキがイマイチなところも含めて、満足してます。
>ムーン3に前室が無かった時代のでしょうか?
ムーン3・5共に前室がオプションだった時代の物です(笑)
ムーン5で×2購入して使用しておりましたが、3・5共通で取り付け出来たと思います。
遠い記憶によりますと…
ムーン7の登場時に現在のフライシート一体型の前室形状に簡素化され、何故か『ウワッ…ガッサ…』と思った記憶が有ります。
コールマンのドームテントが出始めの頃だったかな?いつの時代よねぇ…(笑)
違いとしましては…
現在のフライシート一体型の前室形状は2面の様ですが、当時のオプション前室形状は3面で、中央の面頂点部から30U+339D程下まで内側メッシュのベンチレーションが付いてましたね。
又、裾には内折りのスカートも付いてましたので、重量物を置いとくと小動物等の侵入には効果的でしたよ。
ちなみにキツネに靴を盗られた事は有りません(笑)
携帯からの書き込みですので以下、妙に変換されている様です。スミマセン。
30U+339D ×
30センチメートル ○
To: 通りすがりさん
おぉ~、ムーンユーザーさんなんですね~。(^^
>当時のオプション前室形状は3面で、
へぇ~、3面だったんですね。ちょっと見てみたいです。
と、ぐぐったら、3面の前室写真がチラりと見れました。面白い形なんですね。
>裾には内折りのスカートも付いてました
豪華装備ですね。
いろんな悪条件を考えると、前室に限らずオプションでスカートが用意されてると
うれしいかも知れませんね。
私もムーンライト7をファミリーテントとして愛用しておりました。
大型テントの割には設営時間も短く、最低限の靴が濡れない程度の前室もあってよかったのですが、同じくシングルウオール部の結露と、底面の水の滲みやすさ(十年を超えるロートルだったせいかもしれません)に悩まされ、直営店に持ち込んで再防水加工をやっていただいたのですが、あまり改善せず、結局手放してしまいました。
今は別のテント使ってます。
あと話はかわりますが、「ニュー田代オートキャンプ場」は私もたまに行きますよ
To: nutaさん
昔から変わらずのド定番。
ラインナップし続けているということで、
なんだかんだで使いやすいんでしょうかね。
これからも使い続けたいです。
今はいろんなテントがありすぎて、
他も気になりますが。
初めまして!私はムーンライト3のハーフフライを持っているんですが、どうしてもフルフライにしたくて悩んでいたとこでした。とても良いアイデアですね!クオリティの高さに驚きです!
トトさん。
ムーンライトは通気性が良いのはメリットなんですが、寒い季節はフルフライにしたくなりますよね。モンベル公式に作ってくれないかしら。コメントありがとうございました。