雨飾山



2016.10.22~23、紅葉の名所・雨飾山を歩いてきました。
1日目:鎌池の紅葉を見て、感動して、キャンプ場で設営して、風呂入って、気分最高になって、プシッとして、プハーッとなって、スモーカーでもくもくして、焚火して、気持ち良くなって、寝落ちした前編はこちら。

雨飾高原キャンプ場

2016-10-27

2日目:雨飾山に向かいます。

薄暗い朝

まだ暗い

朝4:00頃起床。この日は午後から天気が崩れてくる予報なので早い時間が勝負です。ちょいとエネルギー補給して、身支度して、テントも撤収してから出発しました。このときテント撤収しておいてよかった。

団体さんが体操中

さすが紅葉シーズンは大人気のお山です。キャンプ場から登山口までやってくるとそこは活気づいていました。みんな朝っぱらからアクティブです。

では出発

ちなみに tatuさんがケタ違いに明るいライトを持っていました。まるで武器。

紅葉の森

森の中へ

しばらく平坦な木道歩きが続いたあと、徐々に斜度が増していきました。斜度とともに紅葉の色づきも増していきました。

辺りは紅葉

遠目から紅葉を眺めるのもいいけれど、自分自身が森に入っての囲まれ感もたまりません。

ブナ平

たしかにブナが多かった。

光は少ないけど迫力の紅葉

日が昇りきらず、光量が足りないのにこの色づきはスゴイです。今回のコースは山頂ピストンで下山時もここを通るので、明るくなった帰りの様子が楽しみです。

荒菅沢

濃い森を抜け、ここで一気に視界が開けます。ここからの景色は雨飾山頂へ向かうコースの中の見所の一つだと思いますが、残念ながら上部はガス。今年は冷え込みも足りないようで、例年に比べて赤の発色がいまいちのようです。

見上げれば

それでも紅葉の雨飾の面目躍如か。紅葉の名所の片鱗は感じることができました。

稜線

一旦紅葉とはサヨナラ

荒菅沢を渡渉してからは急登が続き、一気に標高を上げて行きます。途中にハシゴが2カ所。人が多過ぎるとハシゴ渋滞が起こるようですが今回は華麗に通過。

鳥は飛べる

急登もハシゴもカンケーなし、か。

おおっ ちょっとだけ希望の光が

風で流され、ときおり向こうの山肌が。ガス晴れろーい。

日本海!

願いが通じたのか、稜線に出て北側に目をやると足下に海岸線が見えました。もうすぐそこが海なんだよね。

あれが山頂か

まるく盛り上がった丘のような山頂。でも騙されないぞ。見た目が優しそうな山ほど 実は嶮しい の法則。

ふぅ

やはり最後のひと登りは急でした。登りの途中、さっきまで歩いていた笹原を振り返ると、登山道が女性の横顔に見えるそうな。自分は 蒼き衣をまとって金色の野に降り立った人 @ナウシカ、を思い浮かべました。

山頂ゲット

登山口から、1人抜かして、3人抜かして、2人抜かして、1人とすれ違い、

この日の2番手かな

と思ったら、カワイイオコジョたち(sakurayukiさん@ヤマレコ)がいました。

われわれも休憩

山ティーと山大福。普段はコーヒー党なんだけど、最近山では紅茶が好き。なんだかホッとするのだ。

紅葉のるつぼ

しとしと

下山開始直後に雨が降り出しました。荒菅沢まで下りてくると、その先に続く紅葉の森はしっとりと濡れていました。ここからはたっぷりと紅葉を楽しもう。

雨で色濃く

一般的にハイクで雨は残念なのですが、この程度の雨なら何も問題ありません。しかもガスが適度に光を拡散してくれて、そして雨で濡れた紅葉は、さらに色濃くなったように見えました。

佇む男

何度も雨飾を訪れている tatuさんも、魅了されているようでした。

頭上も、周りも、足下も

すべてが紅葉に包まれた世界なのでありました。

傘ハイク

斜度が緩く落ち着いたあたりで取り出した傘。木々の葉から落ちてくる雫を、ポツン ポツン と傘の生地が受ける音を聞きながら、ゆっくり歩くのです。

バラバラッ

と、風にゆられて時折一気に雫が落ちてくる瞬間がまた楽し。

紅葉と小川

ゴール目前。木道のすぐ横に、沢が流れていました。

立派な岩魚

こんな小さな沢に、いいサイズのヤツがうようよいました。

ゴール

雨にも、落ち葉にも、降られていたようです。

雨の雨飾山

いいハイクでした。

雨飾山バッジ

小谷の 山田旅館

下山後、体をあたために温泉へ。こちらの山田旅館は文化庁の登録有形文化財にもなっているそうで、趣のある建物でした。自然湧出の掛け流しの温泉は湯の花が舞い、大好きな泉質。昨日の雨飾の露天もそうですが、この辺りはいい温泉が多いなぁ。

ハラペコのオッサン2人、おそば屋さんへ。

いい店

築120年の古民家を改修したという店の床は、長い年月で磨かれて美しい艶。

これはウマイよ

スルッとした喉越しに、噛むとプチプチと香る、おいしい蕎麦でした。

紅葉、温泉、蕎麦。
いい遠征でした。



8 件のコメント

  • こんばんは
    お付き合いいただき有難うございました。
    秋の雨飾山と春の火打は、必ず訪れたい山なんですよ。笑
    毎年訪れても、楽しめる山なので。
    今回は、雨で残念でした。次回リベンジしましょう。
    次回は、テン場で。

  • ここの紅葉もすごいっすね。
    赤や黄色の大洪水。
    雨もしっとりとよい感じに見えます。
    >紅葉、温泉、蕎麦。
    楽しんでますなあ(笑)
    来年の秋は、狙ってみたいと思いました。

  • こりゃすげー。見事だ。
    正直、こんなすごい紅葉は見たことない….
    写真には心の美しさが反映されるそうですが
    そんなに美しい心をお持ちだったとは、、、TホホだけじゃないんですNE!!
    山バッジの山ぶどうに萌え。
    高山植物や雷鳥や斧?が多数を占める山バッジ業界?において、この山ぶどうの新鮮さときたら。ソウタ喜んじゃうな~。

  • To: 工作員さん
    こんにちは。コメントありがとうございます。
    >2週前に同コースを歩きましたが、
    紅葉はタイミングが難しいですね。
    まだ早いと思っても翌週には一気に色づいて、
    さらに翌々週にはもう散っている…。
    今年は色づきが1週ほど遅いようですね。
    >雨に濡れた紅葉を愛でるのもいいものですね。
    紅葉の時期は森の中に潜るようなハイクが楽しいですね。
    標高を上げなければ風雨もさほど影響ないですし、
    木々が守ってくれますね。
    雨音を聞きながらの温泉もまた格別。

  • To: tatuさん
    >お付き合いいただき有難うございました。
    こちらこそありがとうございました。
    ついに訪れた秋の雨飾。期待を大きく上回る良い山でした。
    >秋の雨飾山と春の火打は、必ず訪れたい山なんですよ。笑
    残雪の火打も行ってみたいなー。
    >次回は、テン場で。
    焚火前での寝落ちも気持ちいいので、
    キャンプ場も捨てがたい…。(^^ 悩

  • To: mokaさん
    >ここの紅葉もすごいっすね。
    紅葉の雨飾の名はダテじゃありませんでした。
    広葉の樹種が多く、良い山でした。
    その名の通り、雨も似合いました。
    >>紅葉、温泉、蕎麦。楽しんでますなあ(笑)
    この時期は荒涼とした高標高のピークを狙うより、
    豊かな森が楽しいと思いました。
    下山後の方も良かったです。
    来年ご一緒しましょう。

  • To: u10さん
    >正直、こんなすごい紅葉は見たことない….
    今秋は紅葉の山を連続して訪れることができていますが、
    ここも凄かった。雪深い地方の紅葉は素晴らしいです。
    >写真には心の美しさが反映されるそうですが
    写真を通してボクの心の美しさを堪能してください。w
    >山バッジの山ぶどうに萌え。
    さすが。見どころが違いますね。(^^
    豊かな山のようなので、気に入るんじゃないでしょうか。

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