八甲田山死の彷徨



遭難モノの連投です。日露戦争前? 明治35年? 今の自分には想像出来ない時代のお話です。厳冬期の八甲田山、210名中、199名の死者。

199人という犠牲者数は世界最大とも言われる大きな山岳遭難事故。実話を元に著者の解釈が加えられた物語ですが、このような事故が陸軍の演習で実際に起こっていたことは事実。山歩きするものとして雪山への備えの重要さと、組織人として部隊を率いる指揮官の重要さが、身にしみる一冊です。



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The 9th trail. のあるじです。右往左往しています。