先月のこと。13年間使用してきた洗濯機が天寿を全うされました。電化製品の中で突然壊れると困るランキングを発表するなら、冷蔵庫とともに確実に上位にランキングされそうな洗濯機。特に夏場で洗濯の頻度が高い時期だったので困りました。その間コインランドリーでしのいでいたんですが、ようやく新しい洗濯機がやってきてくれました。
Old洗濯機
今まで使っていた洗濯機です。無印良品ではいろんな電化製品を扱っていますが基本的にメーカーさんのOEMぽいですね。無印良品の付加価値となるのはそのデザインでしょう。メーカーデザインはイケてない場合が多いので(失礼)、白一色のシンプルなデザインに当時は惹かれたのであります。このドラム式洗濯機は東芝の TW-853EX がベースになっていましたが、さすがにもう部品が無くサヨナラすることになりました。13年間お疲れさまでした。New洗濯機
洗濯機が故障して修理不能という判決が下ったところから最近の洗濯機事情を勉強し始めたのですが、わが家の要望にマッチする洗濯機はかなり限られているということが分かりました。それはスペースの問題。家の中の収納コンセプトとして『見せる派/隠す派』がよく議論になりますが、どちらかと言うとわが家は隠す派で、洗濯機スペースにも扉があり完全に見えなくすることができます。使用頻度や湿気が気になる事から扉を閉めるのは来客があるときくらいなんですけどね。
というわけで洗濯機収納場所から幅と奥行きに制約が付きます。そして高さ。洗濯機の上部は洗濯カゴや洗剤置き場として可能な限り活用したいので、上部から洗濯ものを出し入れする縦型は候補から外れます。
結果、下記2製品が有力候補として選抜されました。
えーっ、たった2つ? ええ、2つなんです。ドラム式洗濯機は容量10kg超の大型が主流になっているようで、わが家にマッチする容量7kgクラスのラインナップが極端に少ないのです。パナソニックもシャープも『マンションサイズ』を謳ってこのクラスを存続させているようですが、こんなに選択肢が限られているとはちょっとビックリでした。
最低限の市場リサーチののち量販店に現物を見に行きました。販売員さんに洗濯機市場の状況を聞くと、われわれが予習していた内容と概ね一致。ドラム式で容量7kgクラスだとほぼその2製品となるようです。洗濯機はパナソニックと日立の2強と言われる時代。パナソニック対シャープであればパナソニックを選ぶことになるだろうとは思っていましたが、性能を客観的に見てもパナソニックが勝ちだなと思いました。成熟製品なのでそんなに性能差はないだろうと思いきや洗濯時間に圧倒的な差。パナソニック30分に対してシャープ44分は遅い。洗浄能力は使ってみないと分からないところはありますが、パナソニックの温水洗浄や泡洗浄がなかなか良さげであります。
あとは一番重要(?)な値段について。わが家の洗濯機が壊れた時期は買い替えには最高でした。ちょうど白モノ家電のモデルチェンジの時期で、全般的に値段が一番下がりきった頃合いだったようです。逆に時期がもうちょっと遅いと旧モデルの在庫が無くなり、高値の新製品を買うことになります。わが家のように壊れるまで長く使う派には旧モデルを安く買えることが幸せ。
その量販店ではパナソニックのほうが値下げ幅が大きく、性能的にもパナソニックが良いなと思っていたので、パナソニックのNA-VG710を選択しました。
(ボクがそんなに使うわけじゃないので、)さほど買い物欲が満たされるものではないと思っていた洗濯機選びですが、なかなか楽しめて納得の買い物ができました。