単独行の加藤文太郎をモデルとした物語。
大好きな作品です。
社会人登山家。登山の実力としては自分のような人間とは比べようもない凄い人だけれど、言ってしまえばただのサラリーマンであり、会社の休日に趣味として山に登るところに親近感を感じてしまいます。当時の状況を『登山は貴族階級や大学山岳部のもの』と表現されていることから、一般社会人が単独で山歩きをするにはいろんな苦労も多かったようですが、登山スタイルも、登山道具も、自分流で切り開いていくところがカッチョイイのであります。
それに、“加藤文太郎の職がエンジニア”、というところも個人的には嬉しい要素だったりします。自分的にかなりオススメです。
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