各地梅雨入りしてきましたね。「弁当忘れても傘忘れるな」自分の地元・金沢の言葉です。確かに。自分の記憶では時期を問わずいつも何かが降っていた気がします。おかげで(?) 土地を離れても傘を手放さないクセが取れず、降水確率ゼロであろうと通勤カバンには折り畳み傘を常備です。最近は、山歩きの時にもザックに折り畳み傘をしのばせることが多くなってきました。
山で傘
かつての常識では山で傘は御法度だったのかな。そりゃもちろん風が吹き荒れる稜線で傘をさそうなんて思ってる人は今も昔もいないと思います。基本的にはレインウェアで対処です。でも風の心配の少ないアプローチや宿泊を伴う山行でレインウェアを脱いだ時など、傘があるとなにかと便利なんですよね。
便利なものは持って行きたいんですが、登場頻度が低かったり保険的な意味合いの念のためグッズは軽いほど嬉しいもの。今まではそのへんで売っていた普通の折り畳み傘を山にも持っていっていましたが、今使ってるやつはその重さ 186g。最近ちょっとずつ UL を意識しつつある自分としては無視できない重さです。ああ、流行りのULハイカー志向というよりも、体力の衰えが理由ですが。
そんな折、モンベルのホームページでド級のUL傘を見つけて、どきゅんときました。
88g(本体86g+収納袋2g)傘の重量は骨の本数、生地、大きさなどで決まってくると思います。このモンベルのトラベルアンブレラは、6本骨で7デニール。使用時の面積も決して大きいとは言えませんが何より軽い。モンベルは他にも8本骨20デニールのトレッキングアンブレラ、8本骨10デニールのU.L.トレッキングアンブレラという、ネーミング的に山向けの傘もラインナップしていますが、軽さ的にはこのトラベルアンブレラがだんとつ。
強度に関しては風を考えると骨の本数が多い方が正解かなぁ…なんて思いましたが、6本骨の傘が吹き飛んで8本骨の傘なら耐えられる風速下において、たとえ8本骨の傘を持っていてもわたしは傘をささないと思います。というわけでここはとにかく軽さ重視のチョイスが正解だと信じるのであります。
弁当も、傘も、忘れずに。
あー、山が足りない。