2017.7.18〜23、黒部源流域を歩いてきました。勤続XX年のお祝いの名目で会社からお休みをいただき、5泊6日というとても贅沢な日程を確保することができました。この長期休暇のチャンスを逃すまいと、前々から行きたかった北アルプスの最深部に出かけることにしたのですが、意気込んで前のりした登山口で驚きのハプニングに遭遇したというプロローグ。
折立
黒部源流域へは富山県側の折立から入山することにしました。折立登山口は有峰林道を通過する必要があるのですが、この有料林道のゲートオープンは朝6時。こんな時間にゲートを通過していては初日の行動時間が短くなってしまいます。というわけで前のりし、駐車場そばにある折立キャンプ場で夜を越して翌早朝に出発する計画としました。熊!
明日からの長期入山を前に、広々したキャンプ場で広々したテントで寝ておこうと、ファミ用のステラリッジ4を張りました。テントを設営したのち一旦クルマに戻り、食糧や寝具をテント内に運び入れるために再びテントに向かうと、何やら黒い物体がいるではありませんか。 黒い犬?黒い猪?いずれも違う。一瞬では何者かが分からず、ヤツが本物の熊だと認識するには数秒かかりました。 ま、まぢかーっ!
襲われたテント
つーかヤバイ。オレのテントに興味津々でくんくん臭いを嗅いでいる熊。しかし幸いにしてあのテントの中はまだ空っぽ。何もないぜーっ!どっかいけーっ!(心の叫び テントの中には何もないって言ってるだろーっ! という心の叫びもむなしく、テントにおおいかぶさってくる熊。ああ。もしもテントの中でお昼寝していたら今頃自分はどうなっていたんだろう? もしもテントの中でおいしいものを食べていたら今頃自分はどうなっていたんだろう? あげくの果てにはテントをかじる熊。もうなすすべなく、数十メートル離れた場所に立ちつくし、この様子を呆然と眺めることしかできませんでした。無力なボク。 テントにはおいしいものがないと気づいてくれたのか、テント遊びに飽きたのか、茂みに帰っていきました。とりあえず、ほっ。熊の住む森
熊が十分離れていったことを確認し、ちょービビりながらテントを撤収しました。さすがに熊が出たキャンプ場で寝れるほど肝が据わっていないボク。ちょっと落ち着いてからキャンプ場の看板に目をやると、とってもカワイイくまさんが描かれていました。カワイすぎる。車中泊
今夜は車中泊で過ごすことにしました。ちょっと(かなり)狭いけど、カントリーマンの荷台に寝床を準備しました。 さて。熊が出ようとも、人間だって食事をとらないと生きていけません。夕飯タイムはいい匂いを漂わせながら餃子を焼いてビールで乾杯。ちなみにいつでも車中に逃げ込める準備は万端です。キョロキョロしながら食べますた。 お腹を満たしたところで早々に就寝。明日は早朝の薄暗い時間帯に出発する予定ですが、暗い中で一人で熊に遭遇したらどうしよう、なんて思いつつ、明日からの旅に思いをはせるのでありました。そういえば“黒部の山賊”にも熊のエピソードがあったな。Zzz…
熊が現れたのは7月3連休の最終日の 15:00頃。折立の駐車場には下山してきた人や明日から登り始める人を合わせて10人程度の人間がいたと思います。みんなそれぞれおしゃべりもしていたし、クルマにエンジンをかけている人もいました。しかし熊さんはそんなのおかまいなし。気にもとめていない様子でした。
今回遭遇した熊は、以前このキャンプ場で食糧にありついて味を覚えていたのかもしれません。また、人間は恐れる存在じゃないと認識してしまっているのかもしれません。いずれにせよ慣れたかんじでした。幸い今回は何事もありませんでしたが、何かの拍子に人を襲うことがないように願うばかりです。ビクビク。
野生の熊とこんなにも異常接近したのは初めてでした。無事で良かった。ほんとにそう思います。
さて。スタート前からこんなハプニングがありましたが、次回から黒部源流ハイクの本編レポを綴ります。
すげ〜ww
プロローグなのにハイライト感w
やっぱり望遠レンズだよなー
そこ?
そうなんす。スタート前にしてもうハイライトがやってきました。望遠レンズは安全な熊撮影を可能にします。さぁ。
う〜む、これはホンモノの熊に見えますね。
テント齧られてるし。マヂでこわい、、
とほほレベル超えてる!
(今後のとほほは、期待してますw)
ホンモノっぽいですよねー、ってか、ホンモノでした。これ以降とほほはありませんのであしからず。
いやぁ、BOCさん持ってますねぇ。(^^;)
味を覚えている熊は厄介ですね。
ホイッスルザックについている奴でも鳴らして呼んでみたら喜んで来るかも?(笑)
それにしても冷静に望遠レンズで美味しいところ逃さない所にBocさんらしさを感じてしまいます。
熊はかしこいらしいですね。熊登場後、折立にいた人たちでありったけの熊鈴をならしてみましたが、熊は気にもとめない様子でした。ちなみに改名してもうBocではありません。
ま、まじですか!でも、
「ほらこの小さい穴クマにかじられた跡だぜ。」
って言えるってちょっとかっこいい!
でも視界に入る距離にクマがいて、全力でこっちに走ってくることを想像すると
遠くで写真撮ることすら怖いですね。
それにしてもプロローグでこのレベル…今回のとほほはレベルが違うぜ!
期待してます!
出た、クマmn! ふふふ。熊の登場に最初はビビリましたが、さっそくいいネタができたぞ、と思ってしまったのはナイショです。ファインダー越しだと恐怖心が薄れる気がします。
これは笑えないw
ほんと、テントにいたらと思うとゾッとしますねww
今後山に入る時は今一度注意しなければ、そう思いました。
マジで恐ろしい。
本編では爽快な、かつちょっぴりトホホなレポを期待しております^^
テントの中で飯食ってたら破壊されてたかも…怖。 これ以降はとほほレスで、爽快なハイクの様子をお届けします。
すごっ!
熊に実際に遭遇したら僕なら気持ちが萎えてきっと迷わず帰宅してます。
トラウマになりそう。。
それをいいネタとしてしまうところは、さすがなハングリー精神を感じますw
看板のくまさん可愛いですねw
自分一人だったから良かったものの、誰かを連れていたらさっさと帰ったかもしれません。本当に熊が出る場所の警告はカワイイのですね。