2016.8.20~21、赤湯を経由して苗場山を歩いてきました。
そろそろ夏休み終盤。夏の終わりにガッツリとアルプスの稜線でも歩きたい気分だったんですが、台風の連続襲撃をひかえてどの山域もビミョーな天気予報…。
ならばと方向性を変え、秘湯と高層湿原を楽しむプランで行ってきました。
小日橋。
秘湯・赤湯は歩いてしか行けません。一般車は小日橋のゲートでクルマをデポしていきます。いや実は、自分の車でここまで来れるかビクビクでした。苗場スキー場の横から未舗装の林道に入り、ガタガタ揺れながらここまでやってきました。
林道を走り切った空豆号。
それほど酷い林道じゃなかったので、低い車高でもなんとか来れました。小日橋の前には詰めれば10台くらいは駐車できるかな。でも次来る時は、時間はかかるけど国道沿いの駐車場にでも停めて歩いてこよう。林道は心臓に悪い…。
歩き出しはゆったり。
クルマをデポしてからしばらくは高低差の無い林道を歩きます。(このときは)天気が良く、川の音を聞きながらののんびりハイクです。林道終点後はしっかりした登山道に入り、鷹ノ巣峠越えは歩きごたえがありました。温泉だけを目当てに来る場合でも甘く見ず、ちゃんとした登山装備が必要なコースだと感じました。
露天風呂かな?
鷹ノ巣峠を越え、鉄橋をいくつか渡ると渓流沿いに露天風呂が見えてきました。着いたね。(^^
赤湯・山口館。
こんな辺鄙な場所にしてはとてもキレイな建物で快適そうです。宿泊している方と話したところ、夏休みの週末にしては空いていて、客は6~7人で静かに過ごせたとか。次はここに泊まりに来てもいいなぁ。
玉子湯・薬師湯・青湯という3つの温泉。
内風呂や洗い場は無く、露天オンリーのワイルド系。~18:00、~20:00 と、時間帯によって男女入れ替え制。その後 20:00以降は混浴だとか。(照れ <おぃ
一番のりで設営完。
山口館からちょっと離れたところにテン場があり、なんとここ『無料』なんす。こじんまりしたテン場ですが、ほぼフラットで、水が豊富で、居心地が良さそうな良いテン場です。
(温泉に入るには山口館に \500お支払下さい。)
設営が終わった時点でまだ AM8:30頃。
苗場山へ向かいます。
どちらにしようかな。
赤湯から苗場山に向かうメジャールートは昌次新道のようですが、つい、赤倉山を経由する旧道ルートに惹かれてしまいました。(失敗でした)
深い森。
赤倉山への登山道は森が深く、立派な樹木が多く残っていました。途中、野猿のテリトリーを通過するポイントがあり、ボス猿と思われる体格の大きな猿からかなり威嚇されました。野生生物と生身で対峙するって怖いよね…。(ビク
展望レス。(涙
赤倉山は展望無く、特に見どころがありませんでした…。
藪じゃん。(涙
赤倉山から苗場山へのコースが酷かった。グチョグチョの泥濘があったり、シダや笹が生い茂っていたりと、ワイルドな探検気分を味わえました。ときどき赤リボンがあるのが救いでしたが、結局、赤湯から苗場までの旧道ルートでは誰にも出会わず、人気のないさみしい山歩きでした。
ふつうに昌次新道を利用することをオススメしたいです。
苗場の台地。
藪を抜けていくと視界が開け、苗場湿原のテーブル状の台地が見えてきました。ここまで来れてかなりホッとしました。出発から人間に会ってない時間が長かったので、「たぶんあの上には人がいるはずだ」と、人恋しく。
ぽわん ぽわん
ちょっとずつ、苗場らしいメルヘンムードが漂ってきました。そうさ。オレは藪こぎに来たわけじゃないんだ。(笑
んー、ちょっと微妙な空模様。
午後が近づいたからか、標高を上げたからか、白い世界に入ってきてしまいました。苗場の台地のすぐ真上に、蓋のように雲が覆いかぶさっています。
!
しかし、風で絶えず雲は流され、ときどき天井が抜けたように青空が顔をのぞかせてくれました。
そしてまた覆われ。
湿原の表面を絶えず流れていく風と雲の演出に、目が離せませんでした。
ヒュッテが見えてきた。
さすがにここまで来るとそれなりの数のハイカーさんたちがいました。苗場山に登るにはいろんなコースがあり、各コースからそれぞれがここに集まってくるんですね。でも赤倉山経由コースは誰もいないと言う。(グチグチ
山頂ゲットです。
山頂という尖った印象のものではなく、湿原の中にある丘、といった風情の山頂でした。ここで昼食がてら休憩をとりました。
帰りは昌次新道から。
山と谷の起伏が見事な景色でした…。なんてのん気なことを言ってたら、雨がポツリポツリ。
雨雲キター!
振り返ると苗場の台地はすっぽりとヤバそうな雲に覆われ、すぐに自分がいる場所も真っ白に。徐々に雨脚も強まり、逃げるように樹林帯を目指しました。
何事も限界がありますね。
樹林帯に逃げ込んだもののスコールのような強烈な雨。風が無く、蒸し暑く、すでに滝汗だったのでレインウェアを着る気にもなれず、傘で凌ぎます。しかし、傘さしててもびしょ濡れになるほどの雨でしたが…。(涙
ふぅ~。最高です。(レンズ曇った)
なんとか帰還し、温泉へ直行! 雨に濡れても温泉があるとほんとに助かります。冷えた体を温め、乾いた服に着替えます。
ぷしっ、とね♪
風呂上がり、枝豆を茹でてカンパイ。ちょこちょことつまみを作りつつ、ソロ宴会。宴会の途中で再び温泉に入りに行ったりして、こりゃたまらんです。はい。(^^
翌朝。
まだ日が昇らないうちにテントから這い出て、何は無くとも温泉に直行です。川の流れる音と、鳥のさえずりを聞きながらの誰もいない温泉。
谷に日が差し込み、前日降った雨が、太陽の熱でもわもわと沸き立っていました。
こんにちわ
相変わらずストイックなコースを敢えて行ってしまう嗅覚流石です。
苗場山いつか登ります。
今回の温泉付きコース良いですねぇ。
参考にさせてもらいます。
Bocの進む道マゾ的なり
その素敵?な嗅覚が羨ましいw
今回の温泉付きコース、我が家も近いうちに行きたいっす。
もちろんメジャールートでNE!!
いいですねー、大人の夏休みって感じで。
闘い(猿・藪・雨)の後のひとっ風呂、、、
もしかして、これは風呂の為にあえて仕込んでるのでしょうか(笑
20時以降のお風呂をどうされたのかも、気になってます。
いいっすね、山でのんびり温泉なんて^^
んっ、よく見たらは、はーどなやつ!?
僕はもうそっち側の人間じゃないので温泉だけ入りに行きたいです!
ひゃあ、、赤湯とは
テント泊出来るんですね
しっかり登ってからの雨、温泉、ビールに枝豆、最高ですね!
ん~相変わらずよい旅してますね! さすが!!
To: タツさん
>相変わらずストイックなコースを敢えて行ってしまう嗅覚流石です。
そんな嗅覚は持ち合わせたつもりは無かったんですが、
結果的に選んだのは気持ちいいコースではありませんでした。
>今回の温泉付きコース良いですねぇ。
温泉は最高でした。
温泉をじっくり楽しむなら、本沢温泉とかよりもこっちが好みかも。
何日も滞在したいくらいです。
タツさんも旧道へ惹かれるタイプだと思いますが、
その際はお気をつけ下さい。
何に気をつけるかの詳細は別途…。(-_-#
To: u10さん
>その素敵?な嗅覚が羨ましいw
いや、だから、その…
マゾ要素も、そんな嗅覚も、ありません。(きっぱり
>今回の温泉付きコース、我が家も近いうちに行きたいっす。
温泉はチョーオススメです。
テン場からは水がキレイな河原にもすぐに下りる事ができて、
温泉で火照った体を冷やすにはちょうど良かったです。
赤湯、嬉しい発見でした。また必ず行きたいと思ってます。
次回は、温泉のみ、で。(笑
>もちろんメジャールートでNE!!
ミスターマゾの u10さんは旧道行ってくれると信じてます。
ただ、子供を巻き込むわけにいかないので、
ソロの時にして下さい。(本気
子供を巻き込みたくない理由の詳細は別途…。(-_-#
To: mokaさん
>いいですねー、大人の夏休みって感じで。
夏休み活動がソロオンリーだと寂しいですが、
十分家族活動もしているので、オッケーでしょ?(笑
>闘い(猿・藪・雨)の後のひとっ風呂、、、
決して仕込みではないんですが、
結果的に、猿も、藪も、雨も、
温泉のいい引き立て役になってくれました。
ただ、シャレにならないヤツの被害にあってしまい…
シャレにならない詳細は別途…。(-_-#
>20時以降のお風呂をどうされたのかも、気になってます。
それは自分でお確かめ下さい。(ポッ
To: 忠太さん
>いいっすね、山でのんびり温泉なんて^^
いや~、温泉最高でした。(*^-^*)
ピークハンターじゃなくて秘湯ハンターを目指したいです。
>んっ、よく見たらは、はーどなやつ!?
ある意味、今までにないハードさでした。
そのハードさは今も進行中ですが…。
何がハードかの詳細は別途…。(-_-#
>僕はもうそっち側の人間じゃないので
意味不です。w
To: こうさん
>テント泊出来るんですね
小屋の情報や、地図掲載の情報だけだと、
テン泊できるかどうか判断できないところありますよね。
テン場はないけどその辺に張っていいよ、
という小屋や宿は意外とあるとかないとか。
>ん~相変わらずよい旅してますね! さすが!!
いやー、実はこの後、
かなりトホホな事件が待っておりまして…。
詳細は別途…。(-_-#