2015.3.28、外秩父七峰縦走に挑戦してきました。
あれは2週間ほど前だったでしょうか。tatuさん からハイクのお誘いがありました。予定しているコースはかなりのロングコースとのこと。その詳細を知ってしまうと怖気づいてお断りしてしまいそうだったので、何も考えずにとりあえずOKの返信を打ちました…。
歴史ある大会
OKの返事をしたあと、コース詳細を見てみました。
『外秩父七峰縦走ハイキングコース』。
ハイキングという言葉から連想するに、春のポカポカ陽気のもと、ルンルン気分で歩く様子をイメージしてしまいますが、勘違いしてはいけません。コースの長さはフルマラソンとほぼ同じ42.195km、最高点は872m、その名の通り七峰のアップダウンの累積標高は2500mを超えると言う、ストイックなコースのようです。かなりドMな香りが漂います。
ちなみにこのコースを舞台に毎年ハイキング大会が行われており、2015年で 第30回 を迎える歴史ある大会のようです。
というわけで歩き切れるかドキドキですが、何ヵ所かエスケープルートもあり、いざとなれば逃げ出すこともできそうです。行ける所までがんばってみることにしました。
ハイキングスタート♪
金曜夜。
仕事帰りに近所のヨーカドーで食料を買い込みました。行動中や、短い休憩時にちょいと食べれるものをセレクト。エネルギージェルやエネルギーバーなどに加えて、長丁場のカロリー摂取に適した食材としてバナナも思い浮かびました。塩っぽいナッツとかも欲しくなりますよねー、
なんて、食べることばっかり心配している前日夜でした。
土曜朝。
tatuさんと集合。小川町の役場駐車場が無料開放しているということで、利用させて頂きました。ありがとうございます。(※大会当日は公共交通機関利用推奨なのかな? 参加者はご確認ください。)
装備、荷物のチェック、軽くストレッチなどして出発準備。
さぁ、いよいよ小川町をスタートです。
ちょうど役場前の桜が開花していました。幸先が良い!
序盤
案内板。
縦走ハイキングコースの要所要所に、このような案内がキチンと設置されています。基本的にこれに従って歩けば道迷いの心配はありません。関係者の皆さまありがとうございます。
ちなみにこの日、何回か案内を見逃し、オッサン2人でオロオロしていました。(^^;
のび~っ。
スタート直後は舗装された市街地、住宅地を歩きます。もちろんまだまだ余裕ですがちょっと退屈?
キレイなトイレ。
今回ロングコースを歩くにあたって、トイレ問題が気になったんですが、さすが外秩父縦走路。コース上には何カ所かキレイなトイレがあり、このあたりは心配なさそうです。
まず一峰。
標高300mちょいの官ノ倉・石尊山を越えて一汗かきました。朝はやや雲が多めでしたが、この日は午後になるほど天気が良くなってきました。
気持ちのいいトレイル。
それにしてももうすっかり春ですね。実は念のため軽アイゼンも持ってきていましたが不要でした。冬帽子もダウンウェアも不要、TシャツでもOKでした。
再び市街地へ。
里山は春。花粉も全開。(T-T) スタート直後は二人ともマスクしていましたが、この辺ではもうどうでもよくなってノーマスクでした。後日、おかげで酷い花粉症症状にげんなりしています。
中盤
笠山~堂平山~剣ヶ峰のメインディッシュに挑みます。
登山道のすぐ脇には可憐なカタクリが。
今年初のカタクリの花に見入ってしまいそうですが、そんなヒマはありません。数ショット撮影して先を急ぎます。
笠山。
ぐわーっ、と、汗だくになりながら登って笠山へ。はぁはぁ息を切らしたオッサンが登り切った先には子連れファミの笑い声がありました。面目無い。まぁ、ここはいろんなルートで登ってこれるからね…。
ややや?なんだここは?
先へ進むと急にだだっ広い芝生に出ました。今まで歩いてきた枯れた樹林帯とは別世界のようです。
あ、パラグライダー。
どうやらここはパラグライダーの離陸ポイントだったみたいです。装備を持った方々がうろうろしていました。(堂平スカイパーク)
ク、クルマがある…。
低山の場合よくあることですが、苦労して山頂に着いたのに、クルマや観光客がたくさんいる光景を見ると一気に脱力感を感じてしまいますね…。
賑わう堂平山頂。
堂平山頂には天文台があったり、ロードバイクの方々が登ってきていたり、ふつうの観光の方々もいたり、なかなかの賑わいでした。
馬蹄形。
気を取り直して足元を見降ろすと、馬蹄形の名が相応しい山々の配置と、その内側に集落が見えました。ようやくここで半分程度歩いてきたことになります。
山頂でランチにしました。
きっと本大会で時間内に完歩しようとするなら、このように腰を据えてお昼ご飯を食べてる場合じゃないと思います。食事は歩きながら食べる覚悟と準備を。ちなみに今回、火器は持たず、山専ボトルの熱湯でカップラーメンでした。
階段地獄。
昼食後にハイク再開。食事後、お腹がぽっこりしている状態での階段はキツイですね。ひぃ、ひぃ。
定峰峠。
茶屋がありました。思うに。一日で健康的なハイクをするなら、このあたりが限界なんだと思います。もう 20km以上も歩いているわけですから。
誘惑に負けました。w
終盤
このあたりから、足の筋肉の痙攣(足つり)、関節やスジの痛みなどが出始め、苦痛を伴うハイクになりました。
さっきまで歩いていた山が見えます。
馬蹄形の後半に入り、目に入る山々はすべて今日自分が歩いてきたと思うと、感慨もひとしお。でもまだ浸っている場合ではありません。まだまだ歩かないと。
次はどの山だ?
もう七峰を数える余裕も無く、ただ歩きます。
大霧山。
清々しい青空に、開けた展望。疲れ果てていましたが、ここの山頂には癒されました。今回のコースの中で一番好きな山頂だったと思います。もうちょっとがんばろうという気になりました。
食事中の牛。
大霧山を下り、ふれあい牧場までやってきました。この辺りは休日のレジャーモードの雰囲気が漂い、家族連れで賑わっています。ああ、いいなぁ、のんびりソフトクリーム食べたいなぁ…。
日没間近なので先を急ぎます。
牧場を過ぎた二本木峠が最後のエスケープポイントとなります。ここから峠を降りればバスに乗って駅まで戻ることができますが、いままで苦労して歩いてきたことが全て台無しになってしまうような気がして、悩みます。
あと残り二峰。
疲労感。
足の痛み。
日没間近。
いろいろ考えましたが、結局、エスケープせずに先へ進むことにしたオッサン2人でした。がんばろう。
西日。
登山道には西から斜めに陽が差し込むようになり、陽が傾いていることが感じられました。この時間、他に山歩きしている人は見られず、2人で淡々と歩きます。
登谷山。
七峰最後のピークに立ちました。すっかり足が長くなってしまいました。(笑
最後の展望。
下界を見下ろす展望もこれが最後です。あとは山を下り、駅まで歩くだけです。
といいつつ、まだ 10km以上もあったりするのですが…。
見事! (その1)
舗装路に出て、足を引きずりながら通過した中間平という場所での花見は、見ごたえのあるものでした。
日没。
平坦な舗装路をとぼとぼ歩きます。土の登山道に比べると、やっぱりアスファルトは固いな、と思いました。
見事! (その2)
鉢形城公園の夜桜は、それはそれはキレイでありました。
もうゴールはすぐそこだ。
寄居駅。
本日のわれわれのゴールです。
ついたー。
ついたね、tatuさん。
クルマを停めている小川町駅まで戻りました。
お客さんが少ない電車でした。
小川町駅のすぐそばの 一栄さん にて、オツカレサマ会。
餃子がおいしいお店でした。七峰縦走のあとの宴会に、是非。(^^
「山歩きが好きです」なんて言ってる人でも、アップダウンのある道を一日に40km歩くようなコース設定はそうそうしないと思います。無理の無いコース設定をするのは当たり前ですもんね。そう言った意味で、この外秩父七峰縦走路は、自分だけじゃ間違いなく計画しません。
でも、このような適切な判断ができるオトナの週末ハイカー達にとって、この外秩父七峰縦走路は存在意義があるんだと思います。あえての無謀気味の厳しいコース設定は、ハイカー達の腕試し(足試し)の舞台として、いい目標になってるんじゃないでしょうか。
今回はなんとか歩き切りましたが、歩き方が良くないのか鍛え方が足りないのか、足は痛めるし足はつるし、いろいろと情けない自分を認識しました。自分の実力の低さを把握できたということで、それだけでも収穫はあったと思います。そう思いたい。楽しい週末ハイクも、基本歩行・基礎体力あってこそなんでしょうね。
それに、久々に味わった、昭和の体育会系の部活動のような、根性論を持ち出さないとクリアできないようなノルマには、ちょっと懐かしさを感じたりもして、ね。(^^
2015.4.19(日)、第30回の本大会が開催されるそうです。参加される方にとって、良い一日になりますように。
お疲れさまでした。
凄いですねぇ。。。
1日でこんなに歩く事は、普通だったら一生無いかもしれませんね。
ところで、今回も期待してたんですが、
何も無かったんですか???
42.195kmハイク
これって、間違いなくヘンタイですよねw
それ以外の言葉がみつかりません。。
どこかでトホホな事件が起きているはずなんですが・・・
ま、まさか、、隠してますね(笑)
Tatuさんのご飯が大盛りだ(笑)
お疲れ様でした。
お付き合い頂きありがとうございました。^^
また、是非やりましょう。<しばらくは、、、満腹ですがw
低山でエスケープルートが豊富だから、チャレンジできるルートなんですよね。
毎年、自分の限界を知る目的もあり、ある種無謀なロングルート歩きます。
当然高山では、この限界から安全率を取る様にしていますが。^^;
大分回復してきたので、週末は何処に登ろうやら、、、天気が残念な・・。
これは、UTMF参戦の為のトレーニングですか?w
これくらいの距離を歩くことができるのはうらやましいような、
うらやましくないような・・・・。
でもちょっと大会出てみたいなって思う自分がいます。
こんばんは
本当に行ったんですね
さすがMぱ・・・(略
しかし、きつくも充実感のありそうなハイクですね
歩ききっただけで十分実力ありますよ!
自分なら途中でエスケープしてたかも・・・
おつかれさまでした!
キツイ山歩きのあとはノンビリキャンプですかね~
あれ?一カ月早い開催なの?と思ったら本大会がまだこれからなんですか?この時期なら涼しいからまだいいかもですよ?いつもはGWの一週前だった気が…
私も参加したことあります、でもとてもじゃないけど歩けなくて2年に分けて完歩という情けなさでしたけどね。
たけさんはふつーに完歩してますね…って案外M系が近くにいましたね(笑)
これ、ホント辛いですよね~パパさんも相変わらず凄いですねぇ、お疲れ様でした^ ^
To: ちびるくん
>お疲れさまでした。
まったく疲れ果てました…。
>1日でこんなに歩く事は、普通だったら一生無いかもしれませんね。
なかなかないですよねぇ…。普通は。(^^;
ちなみにハプニングとか、
ネタになるようなことは起こってません。
全体的にとほほでしたが。
To: u10さん
>これって、間違いなくヘンタイですよねw
tatuさんがヘ○タイということ?w
否定はしません。ww
わたしはなんとなく付いて行っただけですー。
>ま、まさか、、隠してますね(笑)
包み隠さず報告しております。
とほほってなんですか?
>Tatuさんのご飯が大盛りだ(笑)
おお、ほんとだ!
今気付いた。
To: tatudayoさん
>お疲れ様でした。
お疲れさまでした~。
単なる挨拶じゃなく、今回はホントに疲れましたね。(^^
>また、是非やりましょう。<しばらくは、、、満腹ですがw
え? また???(汗
こんな経験は1回でいいかも…。
でもクセになるのかな?w
>大分回復してきたので、週末は何処に登ろうやら、、、天気が残念な・・。
今週末も40kmですか。元気ですね…。(^^;
To: おたまさん
>これは、UTMF参戦の為のトレーニングですか?w
UTMF…
思わずググってしまいましたが、参戦しません!
ていうか無理っ!
>これくらいの距離を歩くことができるのはうらやましいような、
20km超えたあたりから、本気で膝痛が酷くて参りました。
健康第一。無理は禁物。
>でもちょっと大会出てみたいなって思う自分がいます。
陰ながら応援してます~。/
To: MITSUさん
>本当に行ったんですね
そうなんす、いっちまいました…。
>自分なら途中でエスケープしてたかも・・・
いえいえ、MITSUさんならランで余裕で完走です。
でも時間が経つと、ちょとずつ達成感を感じられます。
>キツイ山歩きのあとはノンビリキャンプですかね~
とりあえず寝たい…。
To: cyu2さん
>いつもはGWの一週前だった気が…
そうみたいですね、本番はもうちょい先。
本番に向けて、練習に歩いてる方もいましたよ。
みんなスゴイ。
>2年に分けて完歩
出場しようと思っただけでスゴイです。
あのコース、20kmずつ歩くのが正しいと思います。(^^;
たけさんってやっぱりM系だったのか。(笑
わお、40キロ・・・。
完歩おめでとうございます。
最後、エスケープしないジャッジしたお二人さすが!
(飲み会続きのカラダでは間違いなく無理でした・・)
夕食の白飯ウマいんだろーなー。
いやーなんというか、スゴイ事になってますね(^^;
一瞬ケータと行こうかな?って思ったけどコレは流石にムーリーです。
tatuさんといい、Mパパさんといい、グルトレメンバーのハイク魂には頭が下がります。
自分はゆるーい路線で行こうと思うのでその時にはよろしくです^^
42km完走おめでとうございます!!
途中に街並みがあるなんて誘惑が多すぎて私はビール飲んでリタイヤしちゃいそうですw
裏で歩いた父子と言い、やはり尊敬に値します。
42kmを一日で歩くなんて発想が普通の人にはなかなかできないですよね~。
ましてやなんとなくついて行って完走できるなんてw
本当にお疲れ様でした!
レポ見るだけでおなかいっぱいですw
こんにちは。
42.195 山歩きって!!!!!!!!!!
凄すぎてどんだけの距離感なのかまったく想像できません。
さぞやご飯が美味しかったことでしょうね。
完全踏破おめでとーございます&お疲れ様でした!
To: mokaさん
>完歩おめでとうございます。
ありがとうございます~。
でもmokaさんのこと待ってたのに…。
仕事→飲み会→睡眠ゼロ→完歩、
というドMレポ、よろしくお願いします!
>最後、エスケープしないジャッジしたお二人さすが!
暗くなる前に山を下りれそうだったし、
ナイトハイクを覚悟してしまえば、
あとは平地を歩き切るだけでした。
>夕食の白飯ウマいんだろーなー。
達成感でウマさ5割増しでした。
To: 忠太さん
>一瞬ケータと行こうかな?って思ったけどコレは流石にムーリーです。
ハード過ぎるのは育ち盛りの子の体に悪い気がしますが、
このコースは忠太父子なら行けるかも!?(爆
精神鍛錬効果も期待。<ほんとか?
>自分はゆるーい路線で行こうと思うのでその時にはよろしくです^^
ゆる路線?
イミガワカリマセーン。
To: はるパパさん
>42km完走おめでとうございます!!
ありがとうございます!
>途中に街並みがあるなんて
確かに、誘惑に打ち勝つ精神力も求められそうです。
通りかかるクルマに「乗せってってー」とか、
「タクシー呼んじゃう?」とか。w
>裏で歩いた父子と言い、やはり尊敬に値します。
あちらは楽しそうでしたね~。
はるき君もこれくらいはすぐに歩けるようになるかと。(^^
>レポ見るだけでおなかいっぱいですw
次回は参加したいという意味ですね。
了解です!w
To: らばさん
>42.195 山歩きって!!!!!!!!!!
普段の日帰りハイクの2~3日分を一日で歩いたかんじでしょうか。
ハードでした…。
我々が駅に着いた時、
この日同じく完歩したという女性がいらっしゃいました。
なんと1か月後の本大会にも出場するとのことでした。
女性強し!を感じました~。
2年かけて全コースを完歩する方も多いみたいですし、
らばさんも記念に是非。(^^
>さぞやご飯が美味しかったことでしょうね。
駅前で、「もうどこでもいいから入ろうよ~」と、
ふらりと入ったお店でしたが、とっても良いお店でした。(^^
42km完歩お疲れ様です。
餃子、さぞ美味しかったでしょうね~。
公称56kmの六甲全山縦走もぜひ!w
To: Ameさん
>42km完歩お疲れ様です。
ありがとうございます~。
>餃子、さぞ美味しかったでしょうね~。
ほんと、これ、おいしい餃子でした。
是非、42kとセットで。(^^
>公称56kmの六甲全山縦走もぜひ!w
おお~。各地にドMコースがありますよね。
みんな好きだな…。