走らないけど シューズは、

わたくし、ゆっくり歩くだけなんですけどね。

何を勘違いしたのか、トレラン向けのものをチョイスいたしました。

登山靴→トレランシューズ

ハイカットの登山用のブーツは山あり谷ありの未舗装の悪路を、重い荷物をしょって長時間歩くことを想定していると思います。街中用のスニーカーと比べるのもなんですがあえて比べると、

• 足首を捻挫しにくい
• 悪天候/悪路で防水してくれる
• 砂利など異物が入りにくい
• 保温してくれる（※冬期インサレーションブーツ）

などの効果が期待できるでしょうか。

「登山には登山用のブーツが必要だ。」　うん、確かに正解だと思います。でも山歩きの回数を重ねていくと、いつもこれが正解かと言うと、別の正解があるような気もしてきます。日帰り山行程度なら、ローカットで、軽量で、そこそこのグリップがあれば良いのではないかと思うようになってきました。

モントレイル のシューズ（手前）

市場リサーチが不十分の状態で、このモデルの位置づけも良くわからないまま「コレクダサイ」。ちなみに奥の黒々しているのは、日帰りテン泊問わず愛用中のシリオの革靴。重量はありますが、安心感があり信頼できるブーツです。『信頼』、これ大事。

ニューブーツがやってきた！

2015-09-03

トレランシューズ軽い！

グリップ

ただ予想していたとおりですが、軽さと引き換えに、いくつか失ったものもあるな、と感じました。

防水性

防水対応しているトレランシューズもありますが、自分が購入したのは非防水。朝露に濡れた道、渡渉など、水が浸みてくることがありました。でも通気性が良いせいか、濡れても乾くのが早く、不快感が長時間続く事はありませんでした。濡れと低温が重なる環境での使用はさすがに慎重にいきたいですが、季節によっては濡れることはある程度許容してもいいのかも、なんて思いました。

異物侵入

トレランシューズというか、ローカットの宿命でしょうか。小石とか、木片とか、靴の中に異物が入る頻度は確実に高いです。何回か立ち止まり、靴を履き直しました。ちょっとめんどう。ローカットシューズ専用のゲイターもあるようなので、検討してみようかな。

足首保護

ガレ場、特に下り坂では、今まで自分が思っていた以上にいろんな方向から足に負担がかかっていたようです。シューズの中で足のとある一方だけに圧力がかかっていたり、限界を超えるとグキッとなったり。それに、石に足先をぶつけても重厚な登山靴ではへっちゃらだったところ、生地の薄いトレランシューズでは痛みがダイレクト。ぎゃふん。

耐久性

革靴は靴底を張り替えながら何年も使える耐久性を備えていますが、トレランシューズはどうなんでしょう。使用頻度、使用状況によっては、毎年の買い替えペースになる可能性もありそうです。もう消耗品なのかな。登山ブーツとトレランシューズ。いずれにも得手不得手はありますが、今回知ってしまったトレランシューズの楽しさ。今までトレランシューズ未経験の方も、お手頃なやつをゲットしてシーンに応じて使い分ければ、もっと山歩きライフを楽しめるかも、と思いました。

購入後、このシューズの名前を確認してみたところ、

『マゾヒスト』

マゾ　って…　（汗