冬の南八ヶ岳歩き(後編)

2017.2.25~26、赤岳鉱泉を拠点に南八ヶ岳を歩いてきました。

冬の南八ヶ岳歩き(前編)

2017.03.01

2日目の後編は、mokaさんといっしょに赤岳を目指します。

厳冬期の赤岳

ー20度

キュッ とする朝。

気温マイナス20度弱で、まさに身が引き締まる。風も無く快適な夜だったんですが、数値を見てしまうとあらためて過酷な環境で寝ていたんだと気づいてしまいます。見なきゃよかったかも。赤岳鉱泉から出発しようとしたとき、(小屋でぬくぬくしていた w)忠太さんが外に出てお見送りしてくれました。いってきます。

行者小屋のテン場。

5:00過ぎに赤岳鉱泉を出発し、ほどなくして行者小屋に到着。赤岳鉱泉と同様に小屋周辺にはたくさんのテントが張られていました。出発準備をしているのか、どのテントからも明かりが。

一歩一歩

いざ。

まだ薄暗い中を赤岳に向けて登り始めました。文三郎尾根から山頂を目指す計画です。この尾根はぐんぐん高度を上げていけます。一気に登れるので嬉しいような、急に高くなりすぎて怖いような。

ガスの先にチラ見え。

早朝、周囲の尾根にはガスがかかっていました。昼間の雲一つない八ヶ岳ブルーも気持ちいいですが、ガスと風の演出は緊迫感があって、こちらも好きです。

ピッケルを打ち込みながら、一歩一歩。

キツめの斜度が続きますが、アイゼンもよく効いて不安はありませんでした。黙々、淡々。

朝焼け。

どうやら赤岳の向こう側では御来光を迎えたようです。われわれが登っているのは西斜面。直接拝むことはできませんが、日が昇り始めた気配は感じられました。

文三郎尾根分岐。

集中していたせいか、ここまであっという間に到着した感覚。この先の岩稜エリアに向けて息を整えます。

「いきましょう。」

mokaさんも厳冬期の赤岳を楽しんでいる様子でした。

核心へ

岩のジャングル。

遠目からは「いったいどこを歩くんだ?」と思う岩場ですが、そこはそれなりに人が入っている人気の赤岳。しっかりトレースがついています。

ガクブル。

トレースがあるといっても、このように一足分しかステップが無い個所も。幅10cmちょっとの雪の平均台。

すでに明るく。

気がつけば朝焼けはすでに終わり、日が高くなり始めていました。西斜面にはまだ陽が当たらず寒々しく、明るくなった周辺の峰がうらやましいのでありました。

太陽!

岩の切れ目からようやく拝むことができました。冷たい風に体が晒され続けていたので、なんだか嬉し。

登頂!

キター!

見えました、山頂。
着きました、山頂。

カシャ

9bota
やったね、2人とも。オツカレさん。

キリリと富士山。

冬の乾いた空気の先に、富士山がクリアに見えました。

サーッと流れゆく。

早朝かかっていたガスが、太陽が高くなるにつれて消え去っていきました。

定番の、ヤツでおヤツ。

か、固い。さすがにマイナス20度&強風にさらされてきたせいか、もちもちした大福の食感は失われていました。凍らない大福伝説の限界か。

下山も気をつけて

下ります。

足元に見える赤岳天望荘の高度感がヤバい。

軽やかに下る mokaさん。

赤がテーマカラーのmokaさんが赤岳を下る。なんだかカッコイイぞ。

過酷な環境なんですね。

凍りついた赤岳天望荘は当然休業中でした。

ナイフリッジに挑む。

地蔵尾根を下ります。細い刃先のような尾根歩きの難所もありますが慎重にクリア。さらに、階段や手すりなどの人工物が雪に埋まり切らずにちょいちょい顔を出しており、気を使う下山でした。

まだ日が当たらない西側。

気温が低いのか、樹氷がキレイでした。

下山完!

無事に行者小屋まで戻ってこれました。稜線の滞在時間は短かったですが、とっても濃い時間でした。充実感。昨シーズンは3月の暖かい日に赤岳に登りましたが、今回の2月の厳冬期は、やはり厳しさの格が一段違うような気がしました。

帰還

撤収。

赤岳鉱泉に戻り、お世話になったテン場を撤収。u10さん父子は硫黄まで歩くプランもあったようですが、諸事情によりテン場で雪遊びだったようです。オツカレサマでした…。

キター! ビーフシチュー!

美濃戸口まで歩き、念願の yatsugatake J&N の冬季限定ビーフシチューを頂きました。アツアツの STAUBのココットの底に隠れた、とろとろに煮込まれたビーフが絶品なのでありました。

10 件のコメント

  • 雪の平均台、今思いだしてもブルっとしてしまいますw
    さすがのお二人。それほど苦戦せずに登頂されたようですね。
    我が家は半泣き状態で歩いてましたから(笑
    二日連続の登頂もさすが!
    お天気も良く、最高に贅沢な山行でしたね^^
    お疲れ様でした。次は一緒に歩きましょう!

  • ご一緒頂きまして、あざーした!
    厳冬期の赤岳、ほんと歯ごたえありました。
    山頂の気分は、やった!って感じでしたね。
    ナイフリッジの壁感、そうそう写真の感じでしたね。
    地蔵の下りも簡単じゃなかったです。
    終始、リードして頂き、ありがたかったです。
    また、よろしくお願いします。

  • 雪の平均台、しびれますね~
    歩きたかったなぁw
    mokaさんのグローブもアレですが
    バラクラバのないBocさんもアレかと…
    もうみんな、まとめてヘン○イw

  • Bocさん、こんにちは!
    いやあ、早朝の雪山サイコーですね。
    スンバらしい景色ですね!(^_-)-☆

  • 昨日はお疲れ様でした。
    早速ブログ拝見しました。
    雪山登山は未体験ゾーンですが、楽しそうですね。
    昔、冬の北海道をバイクでキャンプツーリングしてた頃は、テント内で-17℃までは体験したことがあるのですが、-20℃は未体験ゾーンです。
    早く子育て終わらせて、自分ものびのびソロ活動したいです。

  • To: 忠太さん
    集中していたせいか、あっというまの登頂でした。
    緊迫感のあるコースはかなり満足できました。
    雪の平均台は慎重に。
    土日ともに天気良く、最高の週末になりました。
    次はいっしょにテン泊でおなしゃす。

  • To: mokaさん
    やりましたねー。
    あの手袋で歩いていたとはあとで聞いてビックリでした。
    さすが寒さ耐性No1!
    この調子だと、軍手スノーハイクとか、シュラフレスとか、
    いろいろ期待しちゃいます。
    ~40度くらいは余裕でいけそうですね。(笑

  • To: u10さん
    二本の足で歩くだけのスノーハイクもいいですが、
    手を使ったり、ピッケルの効きを実感出来るコースは充実度満点。
    次回、行きましょー。
    バラク、持ってはいるんですが、あんまり使ってない…。
    次はmokaさんの軍手ハイクに期待しましょう。w

  • To: mont-dendenさん
    がんばって早起きした甲斐がありました。
    早朝しか見れない景色、堪能できました。
    昼にかけてはたくさんの数のハイカーが
    尾根を登っているのが下から見えました。

  • To: nutaさん
    金曜はお世話になりました。
    昔の仲間で集まると楽しいですねー。
    ワイルドな体験はnutaさんのほうがたくさん経験されているかと。
    自分はただのハイキング程度です。
    子連れ活動もいいですが、自分だけの時間も欲しいですよねー。

  • コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

    CAPTCHA


    ABOUTこの記事をかいた人

    9bota

    The 9th trail. のあるじです。右往左往しています。