学校は休校、仕事は休業/テレワーク/出社などをミックスしつつの業務スタイル模索中の日々であり、学生さんも社会人さんも家にいる時間が長くなっているわが家です。がっつり家にいてディスタンスを確保できているおかげか、「コロナ禍」って何て読むんだろう?とか、緊急事態宣言は発令じゃなくて「発出」って言ったぞ(アベが)どういう意味だ?とか、そんなのん気なことを思っていられる状態です。
コロナ騒動以前からここ最近はすっかりDIY野郎と化しているので、「家にいろ」と言われても暇を持て余すことなく、構想していたDIYをはかどらせております。というわけで洗面台を造りました。
壁から蛇口
DIYで屋根をかけ、快適度が大幅向上したわが家の2階デッキ。その2階デッキには、何かと作業するだろうということで水道の蛇口と電源コンセントを引いてもらっていました。蛇口からはホースをのばして、じゃぶじゃぶとデッキ洗いには重宝していたのですが、それ以外の用途には使いやすい状態とは言えませんでした。
というわけで自然な流れとして、
ここに洗面台をつくろう
洗面台の造作
使いやすい洗面台の高さは?幅は?収納は必要?配管はどうすればいいの?など機能性の設計構想を練りつつ、色見や木目のイメージから木材の種類も選定していきました。今回はビーチ(日本名はブナ)という無垢材を使ってみることにしました。北欧家具でよく使われる材だそうで、淡い色で主張しすぎない木目がいいなと思いました。
無垢材の入手にあたってはマルトクショップさんを利用させていただきました。初利用です。板のサイズ指定はもちろん、上水/排水用配管の穴あけや、壁際の電源分岐ボックスを避けるための切り欠きなど、Webから簡単に寸法を指定して加工依頼することができました。精度もミリ単位でバッチリ仕上げてくれました。 ダボ穴の打ち込みは自分でやりました。ダボって難しいよね。ピタッと継げると気持ちいいんですが、位置がズレてうまくはまらなかったときはヘンな汗が出てくるくらい焦ります。今回は30mm厚の天板に 8mm径のダボを使いました。 ダボ穴の準備完了し、いよいよ組み立て開始です。 やはり素人DIY。ある程度は覚悟していましたがダボ継ぎがすべてが順調とは言えず、でも修正しながらなんとか組み立てていきました。コーナークランプで固定中。タイル貼り
洗面台は水はねが宿命なので、蛇口の奥壁をタイルで仕上げることにしました。角材やベニヤ板をカットしてタイルボード用のパーツを用意します。 ベニヤ板の周囲に額を組み上げ、タイルを貼り、目地を埋めました。訳あって右下はわざと切り欠いてます。 洗面台の天板奥にタイルボードを取り付けました。横から見るとタイル面がボコボコして均一になっていないのは素人作業のご愛嬌。あたたかみの感じられるタイルだね、ということにしてください。水栓まわり
洗面台により手周りの使い勝手向上と、ホースを引き回しての野良仕事とを同時に両立させるために、壁から配管を二股に分岐させて水を2系統取り出せるようにしました。いろいろと調べたおかげで、水道配管の規格やパッキン・シーリング方法などの水道事情に詳しくなってしまいました。 おおーっ、だいぶ様になってきました。なんかオシャレかなと思ってシンクはベッセル式(天板に埋め込むんじゃなくて、天板の上に設置する方式)にしました。シンクのサイズは幅60cm×奥42cm×高12.5cmとゆったりした大きさ。この大きさで陶器製となるとかなりの重量になりますが、自作の洗面台はがっしりと安定です。二股分岐させたもう一方は洗面台の足元に配管して、ホース取出し用の蛇口を取り付けました。われながらナイス設計です。 さて、壁から既設の蛇口ですが、こんな箱を造って隠れるようにしてみました。 洗面台の天板にこんな箱があると不自然と言えば不自然ですが、小物か鉢植えでも置く台にして不自然さを軽減したいと思います。国内の有名メーカー製シンクはとても高価ですが、amazonとか楽天とかでお買い得なシンク(おそらく中国製)がたくさん売ってます。自分が購入したのはそんな格安シンクですが、でもちゃんとした品で満足できるものでした。
完成!
素人DIYで初めての造作洗面台でしたが、なんとか完成させることができました。ちなみに開栓して水を流したところ、排水管のコーキングが甘くシンク下からボタボタ水漏れしてしまいましたが、それも直して普通に使えています。収納ボックスとか、タオル掛けとか、これから使い勝手向上のために色々と追加していきたいと思います。おっと、洗面台というからには鏡があると便利ですよね。
というわけでまずは鏡を設置しました。最近は任意のサイズに鏡をカットして販売してくれる業者さんを素人が簡単に利用できるので便利ですね。サイズバッチリで、洗面台と同じ木材で額を造って統一感のある仕上がりにしました。自分で造作してみると、ダボの位置精度、斜め45度の木材カットなど、基本的な作業がまだ素人レベルだと自覚。修業が必要かな。