Furniture
9bota
コールマンのロッキングチェアをリペアする
アウトドア用のチェアはこれがベスト!みたいなものにはなかなかたどり着けない方も多いのでは。わが家もこれまでに購入とリストラを繰り返してきましたが、そんな中なぜかしぶとく生き残っているのがコールマンのロッキングチェア。大きいのでわが家のクルマでソトに持ち運ぶには難儀しますが、家デッキでのくつろぎ用としては良い仕事をしてくれます。そんなコールマンのロッキングチェアをリペアしました。
うわー(汚

ホコリまみれ、シミだらけ、そして破れた
しばらく軒下で放置していたら絶対に座りたくない状態になっていました。汚いってば。それでもそろそろ良い季節なのでキレイに洗って座れるようにしておこうかな、なんて思って状態を確認していたところ、生地の劣化が激しく指で押せば穴が開く始末。こりゃダメだと処分が頭をよぎりましたが、ダメなのは生地だけ。というわけでリペアすることにしました。
アルミフレームのバフがけ

グラインダーでうぃーん
アルミフレームは表面が曇り、白錆も浮き、往年の輝きが失われていました。当初は生地だけ張り替えようと思っていましたが、自分の中のDIY魂のスイッチがONになっており、アルミフレームもバフがけして復活させることにしました。青棒、白棒、赤棒で磨きました。

ほぼほどにピカピカ
フレームパーツはバラさずに作業したのでリクライニングの可動部など奥まで届きにくいところはありましたが、まあそこそこキレイになったのでこれくらいにしといてやる。(ほんとうは磨くのが嫌になりそこそこでやめました。)
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生地を準備
コールマンのロッキングチェアの構造はなかなかに優れており、ロッキングチェアなのに床へのダメージは少なく、ロッキングチェアなのに折りたたみもできます。座面から背もたれにかけては大きな一枚布でシンプル構造。わたしのような素人でも張り替えが容易そうです。

一反木綿
以前、革張りのクーラーボックスを造ったときに余っていたビニールレザーを使うことにしました。ビニールと言いつつ本革っぽい高級感のある生地で、まさにチェア用を謳っていたので今回のリペアにうってつけです。ちなみに余り物ゆえサイズが取れず途中で継いでいます。

ハトメ
ビニールレザーは薄く軽く家庭用ミシンでもふつうに縫うことができるメリットがあるんですが、偽物は本物になりたがる。というわけで、レザー風の雰囲気演出用に金物も使用することにしました。アルミフレームに生地を留めるためのハトメをうっていきます。

枕
ヘッドレストにあたるところが硬い木部で、オリジナルのコールマンには枕が付いていました。わたしも枕パーツを作成したんですが、着脱/位置調節/高さ調節(あんこ)が可能な設計とし、枕が縫い付けられているだけの本家を上回ってしまいました。どや。
組付け

バインドネジで
生地端に準備しておいたハトメ穴を、バインドネジ(組みネジ)で留めていきます。ハトメもバインドネジも普及品(安物)ですが数で勝負。狭間隔でたくさん打ったのでしっかり強度が出たと思います。

ヘッドレスト(枕無し)

ヘッドレスト(枕有り)
枕はこんなかんじでお好みに応じて使い分けできます。アンコは使ってなかった座布団のスポンジを切って入れました。

肘掛
オリジナルのコールマンの肘掛は黒いスポンジパッドで素っ気ないかんじだったんですが、座面と同素材を巻いておきました。(ちょっと雑な仕上がりになってしまいましたが。)
完成!

どうぞ
見事、生まれ変わりました。どうぞ座ってくださいと言わんばかりの包容力を感じます。木部は朽ちてるかと思いきや、しっかりと強度がありまだ使える状態だったので、サンドペーパーをかけてオイルを塗りこんでおきました。古びてはいますがいい雰囲気になりました。

生まれ変わったロッキングチェア
9bota
DIYスキルがすごい。
青天井だ
自宅での過ごし方とかDIYとか、今の時代を先取りしすぎですよw
ようやく時代が追い付いてきてくれました。
そろそろ反転してソトアソビを再開したいところです。
DIYスキルはまだまだです。
GWをムダに過ごしてしまいましたが、DIY熱がもくもく加熱中な自分にはぐっと来ました。
まずは作業環境と道具だ!(まだそこ)
ということでマキタを物色してる自分には道具紹介もありがたい。
GWはDIYとか大掃除とかブームですね。
時間がありすぎると効率が上がりにくかったりしますが、
こういうのはのんびりやるのがいいんでしょうね。
道具は大事です。
きっちり水平が出た作業台とか欲しくなります。